テーマ:今日のこと★☆(106232)
カテゴリ:中国古典
可を見て進み、難きを知りて退く 「見可而進、知難而退」『呉子』 『呉子』は「孫呉の兵法」と言われるように、『孫子』と並ぶ兵法書の古典である。 このことばの意味は、あらためて説明するまでもなく、「有利と見たら進み、不利と見たら退く」 ということだ。 なんだ、そんなことかとおっしゃる向きがあるかもしれない。 たしかに、平凡と言えば平凡な考え方である。 だが、こういう合理的かつ柔軟な思考を苦手としている人が少なくない。 勝算もないのにやみくもに突き進むことをもって勇気があるとみなしたり、 撤退することをもって臆病とののしったりする人々は、みなこの類である。 「可を見て進み、難きを知りて退く」ことを知っている人こそ、じつはほんとうに勇気のある人物なのだ。 そしてそのためには、冷静な判断力を必要とすることも忘れてはならない。 中国古典一日一言 守屋洋先生著より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 15, 2022 01:10:14 PM
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