テーマ:今日のこと★☆(106232)
カテゴリ:中国古典
天地の道は極まれば則ち反り、盈つれば則ち損ず 「天地之道、極則反、盈則損」『淮南子』 「暑い、暑い」と暑さにうだっていても、やがて涼しい秋になり、そして寒い冬がめぐってくる。 「寒い、寒い」と寒さを嘆いていても、やがて暖かい春となり、そしてまた酷暑の夏がめぐってくる。 これが天地の法則である。 月はしだいに満ちて満月となるが、そのとたんに、またしだいに欠けていき、いつまでも満月であり続けることはできない。 これもまた動かしがたい天地の法則である。 人間社会を支配している摂理も、これと同じである。 しだいに昇りつめて頂点を極めると、もはやそれ以上の頂上はなく、待っているのは下降である。 かりにどん底に沈んでも、そこから先に見えているのは、上り道であると心得たい。 だから、頂上を極めても驕ることなく、いっそう慎重な処世が望まれる。 逆にどん底に落ち込んでもけっして落胆する必要はない。 あせらず騒がず、力をたくわえながら時を待つことだ。 中国古典一日一言 守屋洋先生著より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 15, 2022 05:47:40 PM
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