テーマ:今日のこと★☆(106232)
カテゴリ:中国古典
人はすべからく事上に在って磨くべし 「人須磨在事上」『伝習録』 『伝習録』は、「知行合一」を説いた陽明学の始祖・王陽明の言行を記録した本である。 そのなかに、このことばを見出すことができる。 生活や仕事など毎日の実践を通して自分を磨けというのだ。 自分を磨く方法は、まず第一に、すぐれた先達の教えに耳を傾けることである。 そのためのてっとり早い方法は古典を読むことだ。 古典というのは、言わば先達の英知の結晶であり、長い歴史のなかを生き残ったものであるだけに、時代を超えたすばらしい教訓に満ちている。 だが、本を読み、人の話を聞くだけでは、なかなか生きた知恵が身につかない。 学んだものをしっかりと身につけるためには、それと並行して「事上」で自分を鍛え、体でおぼえることが必要なのだという。 実践を伴わない知識は、しょせん付け焼刃にすぎない。 実践のなかで磨かれてこそ、知識も人間もほんものになるのであろう。 中国古典一日一言 守屋洋先生著より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 20, 2022 08:30:33 PM
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