航空写真の活用法
相良利 満(さらり・みつる)です。いつも応援ありがとうございます!→不動産で心配な事と言えば、土地の地盤があります。ここは以前、畑だったのか?田んぼだったのか?山を切り崩したのか?谷を埋めたのか?近所のご隠居さんなどに話が聞ければいいですが、なかなかそうも行きません。ここで活用したいのが、昔の航空写真。グーグルなどでは現在の衛星写真を見ることができますが、昔のとなると入手が難しい。1970年代以降は、国土交通省のカラー空中写真があります。400dpiで表示できるので、細かいところもよくわかります。最近は、この空中写真をつなげて、簡単な地図と一緒に表示するオルソ化空中写真のサイトもできました。年代もすぐに切り替えられるので、今と昔を簡単に比較できます。さらに、昭和10年以降の帝国陸軍が撮影した写真や戦後に米軍が撮影した空中写真も検索・閲覧できる航空写真画像情報所在検索・案内システムがあります。国土地理院のデータ以外は、200dpiでしか閲覧できませんが、847dpiから2,540dpiの画像データを地図センターで購入することもできます。カラーとモノクロ、解像度によって価格は変わりますが、3700円から9700円で購入できます。ここまで来ると趣味の世界ですが、関東平野全域の「明治前期測量2万分1フランス式彩色地図」もあります。明治10年代に測量・描画された測量・地図科学史上の至宝といわれ、わが国初の広域測量の成果であり、近代測量の基礎となった「第一軍管地方二万分一迅速測図原図」の一部復刻版です。CD-ROM版は、20万円以上しますが、紙のばら売りや3000円程度の地域のセット販売もあります。こうした、古い航空写真や地図を使うことで、土地の歴史も知ることができます。私は、あまりに楽しくて4時間ぐらいぶっ続けで古い航空写真を眺めていました。河川改修前はこんなルートで...この道は昭和30年頃にできたんだ!...宅地造成が始まったのが...おもしろいですよ!こちらもお願いします!→ブログランキング