テーマ:ワイン大好き!(30393)
カテゴリ:神の雫
いつものようにそろそろ予想を・・・。 その前に、「第十ニの使徒」の記述を紹介したいと思います。 私は歩いている 苔生した暗い森を抜けると 太陽の照りつける丘が開けた だが その丘はまた霧に覆われ 私は歩むべき道を失う 私はまた歩いている そこは静謐な寺院 歴史を刻みつけた長い廊下は光が差してはとだえ どこに続いているのかも定かではない・・・ 私はふいに檻に閉ざされた しかしその檻は人を閉じ込め苦しめるための檻ではない むしろその後に待つ喜びをより深くするための神の仕掛けた余興なのである 私はしなやかな雌ライオンに出会う 鳶色の目でじっと私を見つめている 私に恋をしているのだろうか? その吸い込まれるような瞳 歩み寄ろうとすると 背を波立たせながら逃げ去ってしまう 私はまたひとりそして歩き出す 私は歩いている 色とりどりの果物や花や麦わら帽子 そして絹の織物や笑顔 あふれかえるそれらは 昼下がりの市場だ 私はそれら全てを味わいながら ゆっくりと時の流れを楽しむ ゆっくりと気まぐれに食べ 気まぐれに言葉を交わし そしてくつろぐ 私は泳いでいる 深い底の見えない透明な泉を 果てしなく続くグランブルーの彼方に 私はゆっくりと滑り落ちてゆく これは温もりなのかそれとも優しい絶望なのか 絶望だとするならもう決して戻ることはできないだろう― 私はピクニックに出かける 誰と? 決まっている 幼い頃の私とだ 年老いた私を 幼い頃の私が不思議そうに見つめている そして自由に駈けまわる幼い私を 年老いた私が見守るように見つめている どちらも同じ私 一本のワイン 私はパイプをくゆらせながら 遠い海を見つめている 日はとうに沈み夕闇が視界を閉じ始めている 私はいつの間にか眠りに落ちていた 若き日の私は血気盛んに海の嵐を乗り越えてきた 歳を重ね大地を踏み固めるように前に進んで 時には壁を登り坂を下り 泣き 笑い 怒り 喜んだ 黄昏を迎えた私は歩いてきた道を振り返るが そこには何も見えず ただ足跡だけが続いていた 決して戻ることのできない 私ひとりの足跡― ふと目を覚ます 入れたばかりの紅茶は まだ温もりを残していた 60年の歳月は 一瞬の夢に過ぎなかった このワインはまどろみが連れてきてくれた 長く短い夢である このワインは永遠であり そして一瞬である・・・・・・ ―神の雫より抜粋― それでは、ヒントになりそうなキーワードを まずは物語の内容から、今回のワインはボルドーではないこと。 そして、ブルゴーニュでもないこと。古酒であること。 記述から、『幼い頃の私』『年老いた私』『どちらも同じ私一本のワイン』 この言葉が、リザーブワインをさしているのでは・・・? またはアッサンブラージュ? 以上から導きだした今回予想する、神の雫「第十二の使徒」は・・・ アンリ・ジロー フュ・ド・シェーヌ アンリ・ジローが誇る プレステージ・シャンパーニュ 「フュ・ド・シェーヌ(木樽)」のネーミング通り、 アルゴンヌの森の樫で作られる 特別な樽を使用して熟成される風味豊かな1本。 柑橘系とスパイス系がほどよく混ざり合い、 ふくらみのある味と余韻を生み出している。 シャンパーニュと樽の風味が見事に調和した 好例といえるだろう。 グレープフルーツやキノコ、ハーブや アニマル香など、複雑かつ奥行きのある香りは、 すべてこの樽に由来します。 もちろん、その製造法はこだわりに満ちており、 ブドウは完熟するのを待って全て手摘み、 果汁の圧搾後は低温浸透法で清澄し、オーク樽にて1年間熟成させる。 そして7〜8年の瓶内熟成後、手作業でていねいに澱が取り除かれ、 出荷されるという。この創意工夫によって、 スペシャルな味わいのシャンパーニュが生み出されるのだ。 ちなみに、「第十二の使徒」のヴィンテージは まったくわかりません
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