「鹿男あをによし」第7回。
鹿男あをによし
「学校を辞めたい」と言ったイト(多部未華子)をなだめた小川先生(玉木宏)だけれど、イトは家にも帰らず、学校にも来なくなる。マドンナ長岡先生(柴本幸)のところに来たらしいが、思いつめた様子で何も語らずいなくなってしまったという。
自分のせいだと落ち込む小川先生は必死でイトを探し、藤原くん(綾瀬はるか)もフォロー。結局イトは、小川先生が最初に考えていたサウナ(「そんなオヤジくさいところに女の子は行きませんよ」と剣道部員の生徒達に言われてたんだけどね)で発見される。
イトがサウナにいたと聞いてなぜか嬉しそうな小川先生・・・
小治田リチャード教頭(児玉清)のとりなしで、イトの両親にも納得してもらい、小川先生達の下宿に泊まることになったイト。
先生3人にイトも加わった下宿の何気ないご飯風景とか、お部屋の中とか、相変わらず町屋の室内がとってもいい雰囲気です
イトは、小川先生と藤原くんが鹿やキツネについて話しているのを、聞いてしまう。
また、小川先生自身が彼のヘタレ人生について話してくれたり、藤原くんからも小川先生の話を聞いたりして、そして小川先生が、イトが大和杯で勝ったことを本当に喜んでくれていたことを知って少しずつ小川先生に心を開いていった様子。
「だから大和杯で優勝したことがよっぽど嬉しかったんじゃないかな。堀田が俺の人生に奇跡をくれた、って言ってた」とイトに話す藤原くん。
翌朝、早くに外を歩いている小川先生をイトが追いかける。
「目を閉じてください」
「え?」
「いいから!」
目を閉じた小川先生を鏡の前に連れて来たイト。
「目をあけてください」
目を開けた小川先生はぎょっとした!
鏡の前には鹿が二頭。
鹿の頭をした自分の姿と、女子高の制服姿の鹿が。
「堀田、お前は一体なんなんだ???」
「わたしは、鹿の使い番です」
小川先生が奈良に赴任してきて以来色々失敗を重ねている間、イトは鹿から色々話を聞いていた上に、しるしをつけられて顔を鹿にされてしまったそうだ。(小川先生のせいで巻き添えをくらってしまったのだ)
鹿から、目は人間達の間でサンカクと呼ばれて、大和杯の剣道部の優勝プレートに使われていると聞いたイトは、だから必死で剣道の試合を頑張った。
だが、それは目ではなかったと鹿から知らされ、もう自分の顔を見られないと思ったら、がっかりしてしまったのだ。
イトのたどってきた道は全く小川先生と同じだった・・・。
二人は、藤原くんにも真実を話す。
ちょっと待って。なんで、鹿が二人いるの?という藤原くんに
小川先生が運び番で、イトが使い番だと説明するイト。
今回はネズミの出番はないのに、ネズミは勝手にもう一人運び番を選んで小川先生の邪魔をしていたのだと言う。
どうやら、ネズミの運び番が長岡先生に何かを吹き込んだらしい。
長岡先生が「狐のは」で渡すはずの本物のサンカクを、小川先生より先にネズミが受け取った。
長岡先生をあっさりだませたとすると、彼女が信頼をおく人物ということになる・・・。
ネズミの運び番は誰???
「もし自分がネズミの運び番で、オレ(小川先生)が来る前にうまいこと目を手に入れることが出来たら、どうする?」
「私だったらさっさと帰ります、見つかる前に」
「オレも同じだ」
「でもあの日、先に帰った人はいませんよ」
「いや、いる」
「え?」
「一人だけ先に帰った人間を、オレは知ってる」
そのとき、大きな地震が。
「ネズミの運び番は、誰なんですか?」
「リチャードだ」
小川先生の声に、驚く藤原くんと、イト。
つづく。
ひゃー、面白くなってきました。
最後に「(ネズミの運び番は)リチャードだ」と断言した小川先生が、犯人を言い当てる名探偵みたいでかっこよかったですよ(って問題はそこじゃないけど)。
藤原くんには後ろ向きとか最初は否定から入るとか散々言われ(「「でもいい人」ってフォローはされてるけど)、まさにその通りの小川先生ですが、それでもちょっとずつ頼もしくなってきました。「オレは(サンカクを)あきらめない!」って言いきってたし。
次回は、リチャードにフォーカス。
なんだか楽しくなってきました。
最初はひとりぼっちで戦っていた小川先生に藤原くんという味方が出来て、次回からはイトちゃんも加わって3人で行動。
最後には長岡先生も一緒になって、リチャードに「よく、ここまでたどりつきましたね」ってみんなで言われていたような。
小川先生がモモタローで、他のみんながキジやサルに見えてきたぞ???
ももたろう
で、重久先生(佐々木蔵之介)はまたなにやら深い言葉を色々言って味を出していました。
リチャードのことを「みんなに尊敬されていつもニコニコしてるからって、いい人とは限らない」と言ったり
美術の授業中に「誰かに頼ることは悪いことじゃない。自分の弱さを知ることは強さでもある」と言って、イトに何かを感じさせたり・・やっぱりただものではない?
そして山寺さんボイスの鹿は相変わらずラブリー。鹿が人間の言葉を話すのが当たり前に思えてきた今日この頃の私。。。やばい。
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<おまけ>
玉木宏さん激ヤセの謎が解明!
巷で激ヤセを心配されている小川先生役の玉木宏さんの謎が、ドラマ公式HPで解明されましたヨ。
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リチャード教頭こと児玉清さんのコラムによると、玉木さんは繊細な「鹿男」小川先生になりきるために、肉を食べず、食事の量も制限しているそうです(確か肉(ハラミ)がお好きだったはずですが…)。
さすが、役者魂やねえー。