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カテゴリ:ドラマ
野風(中谷美紀)の先輩に当たる花魁(おいらん)の夕霧(高岡早紀)を診察することになった仁(大沢たかお)。夕霧は重度の梅毒に侵され、江戸時代の医術では手の施しようがない状態だった。何とか救ってほしいと野風から懇願された仁だが、特効薬の「ペニシリン」がない今、治すことはできないと告げる。一緒にいた洪庵(武田鉄矢)からも何かできることはないかと言われた仁は、花魁たちに梅毒の検診を申し入れるが、あっさり拒否されてしまう。仁はどうにかしてペニシリンの製造方法を思い出そうとするが、なかなか思い出せない。もどかしい日々を過ごしていた仁だが、あることがきっかけで製造方法を思い出す。(公式HPより)
今回、仁先生が戦った相手、それは梅毒。 夕霧は結局亡くなったけど、最期の時を安らかに迎えられ、顔のひどいただれも薬のお陰で引いて、咲にお化粧してもらった美しい顔で逝くことができました。 今回は夕霧役の高岡早紀さんの演技力に改めて感心(映画などでその演技力の評価は既に高い方ですが)。梅毒でただれた顔はシャドウほとんど隠れていて、後は諦めきったかのような、静かな優しい声と手と、わずかな体の動き。それから最後に死化粧してもらった時の笑顔と、天に伸ばした手と・・・まるで当時の哀れな運命をたどった女性の思いを体で表現しているような凄味がありました(拍手!)。
今回もいいドラマでした。このエピソードは原作でも読んでいたのですが(もちろん原作の全てがドラマに描かれていたわけではないですが・・・原作では、梅毒末期の花魁は、沈みゆく船に乗せられ流されたという悲しい史実も紹介されています)、ドラマもとても良かったと思います。 咲ちゃんがまたまた可愛かったし。男の着物を着て、仁先生と一緒に遊郭に乗り込むところも、夕霧にお化粧をしましょうと言い出すところも、ほんとこの娘いい子だわー
そして仁先生がこの時代でペニシリンを作ろうと思いついたそのアイディアの発信元は、恋人の未来だったのでした・・・未来との話を全て仁先生から打ち明けられ、複雑な思いの咲。
それからとうとう、仁先生を嫌う人々が彼を狙おうと陰で動き始めましたよ・・・(ブルブルッ)。
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Last updated
2009年11月09日 20時50分15秒
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