2010/03/20(土)21:52
Animation版「のだめカンタービレ・フィナーレ Lecon 10」
Animation版「のだめカンタービレ・フィナーレ Lecon 10」
シュトレーゼマン・ロンドンの一流オケとの共演ピアノコンチェルトを大成功させたのだめ。
彼女の演奏の映像が世界中にネット配信されて、地球の裏側の懐かしい面々にも届きました。。。
もちろんシュトレーゼンマン事務所にも問い合わせが殺到し、鬼畜商売人のエリーゼはウハウハ状態、タコ娘=のだめに無理やり契約書にサインさせ、もう一発コンチェルトをぶちかませとゲキを飛ばしますが、当ののだめは抜け殻のはにわ状態…。
そして、携帯に千秋からのコールが入っても答えることも出来ず、携帯を置いて行方不明に。
さて、そんなのだめを探しに行こうとするシュトレーゼマンはロンドンのホテルで偶然オクレール先生に会っちゃいます。
二人は20年ぶりに再会したようで、オクレール先生はシュトレーゼマンに渋い顔で言います。
それより、先日は私の生徒に大変なことをしてくれたそうで。
まったくなんてことをしてくれたんですか。あの子はあと少しで本当のピアニストになれたかもしれないのに。
本当のって?
音楽とともに生きる覚悟を決めることです。何があっても。
あの子は音楽が好きでも、基本的にこの業界が嫌いです。
しかも彼と共演するという小さな目的のためにここまでやってきた。それでも少しずつ、本当の喜びや楽しさを、多くの作曲家や曲の中から見出すことが出来るようになっていったのに。
シュトレーゼマンは自分のことを素敵な親心みたいなもので、のだめにも最高のデビューをさせてやったと必死で言い訳しますが、のだめがいなくなってしまったのは事実…。
まったく余計なことをしてくれて。
シャルちゃん、ぼくはどうしたらいいのかな?
どうもしなくていいです。これが最後、あの子に自分で決めてもらいます。私はそれを待つだけです。
この会話の中に、オクレール先生がのだめを本当に大切にしていて、大事に育て上げたいと思ってきたんだという、その本当の親心が感じられますね。
ま、ミルヒーも親心はあるんですけど、ね。
ミルヒーのほうは、やっぱり突発的な芸術家肌、そしてオクレール先生のほうが(エリーゼの言うように)大人なんでしょうね。
さて、今度こそ行方不明ののだめ。
のだめは風呂敷に詰め込んだ荷物だけ持って、なぜかエジプトにきていました。
ユースホステルかなにか、宿舎で同室になった気のいい中国人の女の子と食料の買い出しに出かけたのだめは、のだめの演奏をネットで聞いたというファンの男の子と出会います。
のだめの演奏に涙が出るほど感動したと、目をうるませて熱く語る青年。
人をあんな風に感動させられるなんて感動しちゃったという中国人の女の子。
のだめは三日月を見上げてつぶやきます。
そうでしょ?のだめ、ちゃんとやったもん。
ちゃんと正面から向き合ったもん。
だからもういいでしょ、神様…。
のだめと千秋の間に化学反応が起きる時は、いつも夜空に満月が輝いていたのですが今度は三日月。何かを象徴しているのでしょうか…。
一方エリーゼからのだめ失踪の知らせを聞いて悶々とする千秋。
弾けないってなんだよ ちゃんと結果を出したのに
俺が見失わなければいいと思っていたのに 今はすっかり見失ってる…
(そこに現れたのは原作の千秋父ではなく、ミルヒーでした)
その後の千秋父が話していた台詞も、千秋と食べる山もりフレンチフライのお相手もミルヒーになってますが、まあ、お話は通じますけどね。
ただ、映画版でもアニメ版でも千秋パパが出なかったのは残念ですね。パパとの対面は、千秋が過去のコンプレックスと決別するための、大事な通過儀礼だったわけですから。で、こちらではミルヒーがこのセリフを言ってます(笑)。
ぼくと一度やったら最高に気持ち良くて 今さら千秋なんかとしたくないと・・・それとも浮気現場でも見られましたか?(…何の話ですかね、本当)
その後TGVでパリに帰国のはずが、寝過してベルギーまで来てしまったのだめ。
お金もなくて、ホテルの物置部屋みたいなところに一泊ただどまりさせてもらえることになりますが、お昼に買ったサンドイッチでおなかが変だし(のだめでも???)ベッドにはダニがいるかもしれないし、蚊も飛んでるみたい。。。
そんな辛くて最悪ななか、ベッドで千秋のシャツをぎゅっと抱きしめ千秋の名前を呼びながらひとり泣くのだめがせつないですね。ほんとは千秋が大好きなのに、会えないのですよね…。
そしてのだめはパリに戻りました。
心配していた仲間たち、ターニャ、フランク、黒木くん、ユンロン(ユンロンは心配というよりサインをもらいたがってますが)が質問攻めにしてものだめは目さえ合わせようとせず、黒木くんが預かってきた子供たち、カトリーヌとセルジュのために「もじゃもじゃ組曲」や「おなら体操」を弾き続けてます。
そんなのだめの映像をメールですぐに千秋に送った黒木くん、グッジョブ!
その映像を見ながら、千秋はつぶやきます。
ほんとうは 何度も思ったことがある
あいつにとっては日本にいる人生のほうが幸せだったんじゃないかって
苦しみもがく音を聞くたびに
今さらかもしれないけど、あいつはもう忘れているかもしれないけど
あいつのプロポーズを 受けよう
遠く離れていても、お互いのことを痛いほど思い合っているのだめと千秋の心のつぶやきがせつない回でした。
さて、次回最終回です。
30分弱で最後まで行くのには超スピードかもしれないけど、
楽しみにしてますよ。
今回もオクレール先生や千秋の、一番大事なセリフをちゃんと出してくれてたからきっと面白い最終回になると思います
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