テーマ:今夜のばんごはん(50013)
カテゴリ:お料理
![]() お肉を買っていく係となった私は、職場に近いデパ地下に立ち寄り、高額な牛肉に唖然。 すきやき・しゃぶしゃぶ用の牛肉は、普通の薄切りと違い、とてもとても高いのです。 軽い気持ちで、牛肉よりはかなりお手頃だった豚肉を購入しました。 帰宅すると、夫が豚肉を見て、驚愕の表情を浮かべます。 「すき焼きに豚肉は使えないよ」 えっ? よく、友人宅では、豚肉・牛肉 ごっちゃまぜですき焼きにしたことがあり(そして美味しかったのです)、 夫の言葉にびっくりしました。 とても牛肉が高くて豚肉しか解がないことを説明しても、納得しません。 「豚肉は、”ぶたしゃぶ”という鍋で食べるものなんだ。 今日は、すき焼きの準備しかしていない。 悪いけど、買ってきてくれた豚肉は別の機会に使わせてもらうよ」 そして、彼は、近所のスーパーに牛肉を買い求めに行ってしまいました。 その時、私は、正直、夫が何故ここまで豚肉に拘るのかわかりませんでした。 後日、夫が語っていた”ぶたしゃぶ”の晩御飯となりました。 お鍋の中には、生姜とお酒しか入っていません。 具は、豚肉とほうれん草のみ。 「これだけ!?」 夫曰く 「これが、本格的な”ぶたしゃぶ”なんだ」 そして、食べてみると、生姜とお酒の香りと、ほうれん草と豚肉が絶妙な味わいを出していて、その美味しさにびっくりしました。 具がシンプルだからこそ、美味しいのです。 人生で初めて”ぶたしゃぶ”を食べた私ですが、以後、すきやきよりも何よりも私の大好物の鍋となりました。 先日、お料理本をめくっていて、”ぶたしゃぶ”が紹介されていました。 別名「常夜鍋」。 毎晩食べても美味しいから、ついた名前なんだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 12, 2009 08:17:53 PM
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