このブログ始めて間もない
4月10日の日記で、私の持っているサンセベリア・スタッキー(
Sansevieria stuckyi)を紹介した。スタッキーといえば近年、園芸店やネットで大量に出回っているが、姿・形の違う複数の種(しゅ)が混在しているのは明らか。そして、スタッキーの鑑定の決め手は、「葉の中央に溝があること」と当時の日記で紹介した。私が持っていた株には、一部の葉に溝が入っていたため、本物ではないかと期待していたのだが、残念ながら
ニセモノだということが先日判明した。
実は先日、本物を入手することが出来たのだが、現在スタッキーと称して出回っているものとあまりにも違うので驚いた。その画像はこちら。
画像左半分の左が本物、右が偽物。なんという太さの違い! 偽物よりも2、3倍も太い。しかもこの溝の深さ! 私が今まで持っていたものにもとりあえず溝は入っていたが、本物のスタッキーの溝はそんな浅いものではなく、一番深いところではなんと1センチにも達している。葉は途中で切られているが、おそらくその2、3倍ぐらいの長さがあったのではなかろうか。というわけで、私の持っていたものは別種だと判明。自信はないがおそらくカナリキュラータ(S. canaliculata)あたりではないかと思う。
園芸店やネットで出回っている自称スタッキーにはいかにニセモノが多いことか! この特徴を備えていないものはほぼすべて別種だと思っていい。このスタッキーだけではなく、園芸店では品種名が誤ったまま流通しているものがあまりにも多い。園芸業者にももっと勉強してもらいたい。