昨年の3月29日の日記に登場したモモのボンファイヤー。矮性で葉が赤いという品種で果実も食用になるということでとても気に入っていたのだが、実はあの後カイガラムシの被害がひどくて枯死してしまった(泣)。カイガラムシがたくさん付いてしまった原因だが、ボンファイヤーを植えていた場所が若干風通しの悪い場所だったからかもしれない。他の食用のモモはそれほど被害はなかった。とりあえず、開花前にマシン油剤を2回散布したのだが、手を打つのが遅かったために、すでにボンファイヤーは衰弱がひどくて力尽きてしまったようだ。そして、昨年9月の転勤。この時、ボンファイヤーの実生2代目が5本元気に育っていたので、5本とも移植することにした。そのうちの4本は3年前の果実の実生で、あとの1本が一昨年の果実の実生である。
上の画像はその5本のうちの2本だが、あとの3本も含めて親木とそっくりな個体だ。この実生の由来は、「赤芽」×「寿星桃ピンク一重」→「筑波2号」×セルフ?→「ボンファイヤー」×セルフということになる。「赤芽」×「寿星桃ピンク一重」から勘定すると4代目となるのに、5本とも「寿星桃」の樹形と、「赤芽」の赤い葉を受け継いでいる。ここまで交配を繰り返したら、メンデルの法則で個体差が現れそうな気もするが、今のところ特に個体差は感じられない。幸いにも5本とも寿星桃の性質を受け継いで極矮性なので、狭い庭(笑)ながらも5本とも結実まで育てられそうだ。花や果実にどう個体差が現れるかが楽しみだ。早ければ来年に開花が可能か? なお、前回ブログに登場した時に紹介したボナンザピーチは、転勤時に小さく切り詰めて移植したが、こちらも健在である。