レビュー#598 GREAT BIG SEA 《GREAT BIG SEA》 93年カナダ
Great Big Sea/Gone By The Board (Hallett)Someday Soon (Doyle)Excursion Around The BayWhat Are You At? (Doyle)The Fisherman’s Lament (Ed McCann/Sean McCann)I’se The B’yDrunken SailorIrish Paddy/Festival Reel (Emile Benoit)/Roger’s Reel (Rufus Guinchard)Time Brings (McCann)Jigs: Eavesdropper’s/Both Meat & Drink (Ed Reavy)/Off We GoBerry Picking Time Alan Doylevo, a-g, e-gDarrell Powervo, b, a-g, mandolinSean McCannvo, bodhran, tin whistleBob Hallettvo, fiddle, mandolin, button accordion, tin whistle, bouzoukiGreg Hawcoper 2005年8月にアマゾンで曲名検索してたら引っ掛かってきたのがこれ。 安くはなかったけど試聴した限りではわりと良かったんで買ってみたら、これがもうすごく好みでね。 文句なしでコンプリートしたいバンドになったのでした。 #597で紹介したオイスターバンドやチーフタンズとの共演歴もあるグレート・ビッグ・シーはカナダのニューファンドランド出身。 現在までに10枚ほどリリースしていて、これは記念すべきデビュー作。 サウンドはどちらかというと柔らかめ。 このページにリンクが貼ってあるけど、パンクからの影響はほとんど感じ取れないなあ。 まあロック色はそれなりにあるけども、攻撃性はあるかと問われたらきっぱりとノー!だね。 セヴン・ネイションズみたいにさりげない切なさを持っていて、チーフタンズを若返らせて現代楽器を持たせたような感じもするし、アイリッシュ・ローヴァーズっぽい雰囲気もあります。 庶民的で男気があって郷愁感たっぷりの民謡ロック…ってとこかな。 作者クレジットにあるメンバー以外の名前をちょっと説明しておくと、5のエド・マッキャンはショーン・マッキャンのお父さん。 8のエミール・ブノワとルーファス・グィンチャード(読み方はどっちも推測)は当地のフィドラー。 10のエド・リーヴィーはアイルランド系アメリカ人。 いくつかある民謡はカナダ産のものも結構あるみたいです。 それから歌声がエルヴィス・コステロとジョン・ウェズリー・ハーディングを混ぜた感じの人が。たぶんアラン・ドイルかな。★公式サイト。リンク先には日本人によるファンページもあるよ→http://www.greatbigsea.com/人気blogランキングへ