レビュー#814 MANDALABAND 《THE EYE OF WENDOR》 78年英国
The Eye Of WendorFlorian’s SongRide To The CityAlmar’s TowerLike The WindThe TempestDawn Of A New DayDeparture From CarthiliasElsetheaWitch Of Waldow WoodSilesandreAEnord’s Lament (※本当はAとEが一体化しています)Funeral Of The KingCoronation Of DamienOm Mani Padome Hum Movement 1Om Mani Padome Hum Movement 2Om Mani Padome Hum Movement 3Om Mani Padome Hum Movement 4written and produced by David Rohl David Rohlp, grand-p, vox-p, syn, solina string-syn, vari-speed-p, audio-p, clavinet, male choir, backing-vo, sound effectsEric Stewart, Maddy Prior, David DurantvoPaul Young, Justin Hayward, Kevin Godleyvo, backing-voGraham Gouldmanvo, b, backing-voJimmy McDonnellg, e-g, rhythm-gSteve Broomheadg, a-g, e-g, Spanish-g, backwards-g, boots, male choir, backing-voJohn Leese-gAshley Mulforde-g, a-gNorman Barrettvoice box-gLes Holroyd, Pete Glennon, Noel Redding, Alf TramontinbJohn Stimpsonb, a-12 stringMel Pritchardds, rototomsTony Cresswellds, timpani, tubular bellsDavid HassleperKim Turnerrototoms, per, ds, glockenspiel, tubular bells, timpani, congas, tam-tam, vibes, wood blocks, boots, syn, wind chimes, vari-speed sizzle cymbal, vari-speed tambourine, castanets, military snare-ds, asses’ jaw, male choir, scream!, backing-voMartin Lawrenceglasses, male choir, backing-voVic EmersonkeyJohn Gilstonsynthesized-per, foot sweepWoolly Wolstenholmemellotron, syn, moog horns, steam moog, Hammond, French horn moog, cathedral organRitchie Closep, grand-p, fender Rhodes, orchestral scorePhil Chapmanflute, alto flute, sax, fifes, orchestral scoreAndy Wardaugh, Mark GilbankstrumpetAndy Crompton, Mike Carlton, Dave GortontromboneMicky Purton, Russell Hayward, Paul Bryan FarrFrench hornTony SpathoboeRichard ScottrecorderGerry Murphyuillean pipesFriday Brown, Fiona Parker, Lol Crème, Ian Wilsonbacking-voGerald Brown Singers, London ChoralechoirHalle OrchestrastringsTerry Daviesorchestral scoreRoy Walesmusical director あの。1つ文句言っていいですか。 呼びすぎです。 これ全部入力するのに何分かかったんだろ…。 とくにキム・ターナーがやたら大量に楽器を持ち込んでてうんざり。「per」の3文字で済ませられればどんなに楽かと思いつつ、実行に移せない気弱な私。 デイヴィッド・ロール師匠による一大音楽絵巻物、マンダラバンドの2作目です。 マンダラバンドは75年に1作目を出していて、2作目は翌76年から録音始めてますが終わったのは78年。 これだけ欲張った人選してれば牛歩レコーディングになることは必至ですよね! どちらかというと、いやそんな注意書きなしでもプログレッシブでファンタスティックなロックでしかない本作を登場させた理由は人脈。 当サイトのレビューで登場済みのあの人やこの人が大挙して押し寄せてるんですから。 たとえばバークレイ・ジェームス・ハーヴェストの皆さん(ジョン・リーズ、レス・ホルロイド、メル・プリチャード、ウーリー・ウルステンホルム)、マディ・プライア。 ウーリーなんて師匠と一緒にミキサー卓いじってる様子が裏ジャケに激写されちゃってますよ。 ほかにもムーディー・ブルースの人や10ccの4人やサッド・カフェのシンガー、グレイヴィー・トレインのギタリスト、ジミヘンと一緒に活動してたベーシストなど英国ロック好きならウヒョヒョなラインナップですね! リコーダーやイーリアンパイプといった馴染み深い楽器も登場していて、これは取り上げる価値ありだなと判断したわけです。 しかしいくらマディさんが歌っていようとリコーダーやパイプが鳴っていようと、フォーク音楽とは口が裂けても言えません。 細かい鍵盤が鬱陶しいほどに登場しまくっていて、音作りは効果音も入って非常にシンフォニックで壮大。 プログレです、ぷ・ろ・ぐ・れ! 実際、本作を買ったのはプログレッシャー全開だった頃だしね。 私が所有しているのは再発盤のダサいジャケのやつですが、オリジナル盤は赤い謎の物体(これが魔石ウェンダーなのかもしれん)を持つ手が描かれてます。 ジャケに負けず曲名も謎ですなあ。 9や11は辞書引いても載ってない…何語なんだ一体。チベット語か? 15以降の4曲は1作目に入っていた“曼陀羅組曲”で、78年当時のレコードには未収録。 デイヴィッド・デュラント、アシュレイ・マルフォード(この人の弾くギターがまたかっこいいんだ)、ジョン・スティンプソン、ヴィック・エマーソン、トニー・クレスウェル、ロンドン・コラール、ロイ・ウェールズの7人(組)はここのみ参加です。 欲張りすぎが祟ったのか師匠の燃料が切れたのか、マンダラバンドのアルバムは2枚しか残っていません。 なかなかの聴き応えだけど私としては… 1作目のほうが好きかな。「…ったく、面倒な仕事は全部俺に押し付けるんだから」とウーリー(左の金髪の彼氏)がぼやいていたかどうかは定かではありません人気blogランキングへ