カテゴリ:50&60年代男女混合グループ
■まだたくさん残っているスコットランド産アルバム。ここらでまとめて片付けちゃいます。 まずはコリーズの前身、コリー・フォーク・トリオ&パディ・ベル。 たぶんこれは1作目で、2作目と2イン1の形になってます。 2イン1の最大の懸念である「収録時間の都合で数曲カット」は発生してないみたいでホッ。 1ではアイルランド民謡の“アイル・テル・ミー・マ”が登場してます。 初っ端からかわゆい! コリーズは大人の男性による落ち着いたスコティッシュ・フォーク作品てな趣きだったけども、これはもっと遊び心があって、感触もクランシー・ブラザーズとかイアン・キャンベル・フォーク・グループとかそっち方面に近い感じ。 ギターやマンドリン、バンジョーなどによる最小限の伴奏が付いてますがアカペラもいくつか入ってます。 マンドリンの響きがその原因なのか、時折ジョンストンズを彷彿とさせる箇所も出てくるなあ。 パディ・ベルっていうアイリッシュ度の非常に高いお名前の方がいますが、パディさんはダブリン出身です。 ちなみにバンジョー抱えているブロンド女性がパディさんね。 アイルランド音楽臭が漂っているのは彼女によるところが大きかったりするのかなあと思ったり…。 たいていの曲は男性陣がリードをとってますが、7ではパディさんが細く美しい喉を披露しています。 儚げだなあ…歌メロもマイナー調だから余計に。 唯一の非トラッドである9の作者は1928年生まれのスコットランド人SSWで、77年にお亡くなり。自身のアルバムも作ってるようですね。 この曲でリードをとるのはパディさんで、コーラスを男性陣が担ってます。 ほんのりと爽やかで素敵な歌です。 このラインナップでは3枚のアルバムを残しました。 66年に男性3人で1枚作り、ロニー・ブラウンとロイ・ウィリアムソンのデュオとなってコリーズとして再出発します。 しかし悲しいことにロイ・ウィリアムソンもパディ・ベルも今は天上の人。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/08/04 04:15:46 PM
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