カテゴリ:2000年代オムニバス
MOJOレーベルが出したコンピ。 15組のうち知ってるのがいくつかあったけど、バート・ヤンシュの最新作からの曲が入っているのと前から聴いてみたかったエスパーズが入ってたんで買ってみました。 ちなみに840円。 初めて耳にしたミュージシャン/バンドは1、4、5、7、10、11、13、14以外の7組。 知らない人をまとめて聴けるのはコンピの長所だよね。 そこからさらに興味の幅が広がったりもするし。 んでこれ、副題に「a summer folk compendium」と付いてます。 つまり夏向きフォークの概要ってとこですか? フォークはフォークでもちょっとアシッド臭がしている曲がいくつかありますね。 さらっとしてるんだけどどこか陰があるっていうかね。 使っている楽器はアコ楽器中心、歌い方も朴訥としたものが多いんだけどなんかね、おくすりっぽいの。 6はどっか病んでるような思いつめた歌い方&曲調だしなあ。 この中では比較的綺麗めなサウンドのシェラ・マクドナルドもドラッグの噂があった人だよね。 そして8のジェームス・ヨークストンはニック・ドレイクに似た感触。 生ギター1本で語るようにとろとろと歌ってます。 間奏で木管を使っているのも高ポイントだな。 待望の11はいつものギターにいつもの歌声。 ストリングス入っていて厳かです。 早くアルバム買わないと! 次のエスパーズは浮遊感たっぷりの男女ツインボーカルがいい感じです。 月並みな表現だけどインクレディブル・ストリング・バンド系統の音かも。 インクレみたいなアヒャヒャヒャ感はないけど、質感はわりかし似てると思うな。 スペーシーな音作りもナイス。しかも切ない。 これも気に入った。買おう。 あとペンタングルはトラッドってことになってるけど実際にはメンバー5人の共作です。 14のピート・ブラウン&ピブロクト!が激しく浮いてる気がしますが、続けて聴いてると意外なほど違和感なく溶け込んでました。 んでどこがフォークなんじゃ!という曲も存在してます。 例えば10とかね。14もフォークかと聞かれたら即肯定はできないし。 あまり細かいことは気にしないのかもしれないね。 だから私も気にせず聴いて「いい曲だなあ」とうっとりすることにしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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