カテゴリ:50&60年代男女混合グループ
元祖ルネッサンスは聴くのも登場させるのもひさしぶり。 これはライブ音源とシングル曲を集めたもので、「フィーチャリング・キース・レルフ」となってます。 亡くなった彼を偲んで制作されたものなんでしょーか。 本作は自分のお金で買ってません。 もらえるものはもらっておくが自分から贈りものをすることは稀な薄情者バートサンです。 だ、だってさ、音楽って本当に好みが分かれるから下手に贈れないじゃない? 「これをよろしく」って指定してくれれば安心して贈れるんだけどさあ。 5までが69年のフィルモア・ウェストでのライブ、6と7がジェーン・レルフの71年のシングル、8がルネッサンスの70年のシングル、9と10がレインの70年のシングル、11と12がトゥギャザーの68年のシングルとなってます。 ちなみにレインは元祖ルネッサンス崩壊後にキースとジム・マッカーティがやってたグループで、トゥギャザーはおなじく2人がルネッサンス前にやっていたグループ。 2バンドとも聴く機会はあまりないから嬉しいよね。 なおメンバーはジャケに映ってる5人を載せときました。 5曲目までに出てくる楽器はギター、ベース、ドラム、打楽器、ピアノとなってます。 音質は悪いけど内容は悪くないです。 5曲目までのライブは長いもので13分半、一番短くても4分近く。 トータルで40分近くてその長さにちょいとびっくりです。 インプロかましまくりっていうの? エレキギターが怪しくうねっていたりジューズハープ(鍵盤で出してるのかも?)が不気味だったり…ドラムソロもあるんだよ。 キースとジムの2人には「確かヤードバーズでは黄色い声援が飛ぶようなグループサウンズをやっていましたよね?」と問い詰めたいものです。 彼らの職歴ではヤードバーズしか知らなかったあの頃は、まさかこんなプログレスでなバンドもやってたとは夢にも思わなかったなあ。 ここのブログで紹介するアルバムは「トラッド入り」かもしくは「ブリテン諸島のフォーク音楽」ってことになってるけど、本作のライブ・サイドはフォークというよりプログレッシブ・ロックですね。 予想通りキースの歌声はライブだと少々頼りないんだけど、ボーカルが前面に出てるわけではなくてピアノをはじめインストにも力を入れているからまったく気になりません。 ジョン・ホウクンは顔こそ三日月みたいに面長ですがピアノは非常にリリカルで、彼の鍵盤ワークは絶対に欠かせないものになってます。 兄をピックアップしているためジェーン(めっちゃかわええ)の出番は少なめ。 本家ルネッサンスのアニー・ハズラムには知名度こそ劣っている妹ちゃんだけどね、彼女もなかなかの美声だし歌がすごく上手い…とは言えないが味わい深い名唱が多くて侮れないんだ。 処変わってシングル集。 まずジェーンの6と7。 曲調は合唱祭の課題曲になりそうな清く正しいタイプで、ジェーンはアルトを中心に使っています。 バックではストリングスも入っていてエンディングテーマに使われそうな感覚かな。 彼女は1947年3月生まれなので、ライブ時は22歳、71年は23歳か24歳ってことだね。 ちなみに兄は43年3月生まれだよ。 8のルネッサンスはジェーンがとびきりの美声! メロディも空ろな目をしていていい感じだわ。 レインは平和でおっとりしたサウンド。 10のヘタウマなリコーダーがたまりません。 これはヤードバーズの雰囲気を醸し出しているね。 最後にトゥギャザー。 11は田園フォーク+ビート・ポップって感じかなあ。 うららかな小春日和がお似合いなストリングスに、楽しそうなリズムがかわいいピクニック音楽になってます。 一転して12は低音気味の歌声も相俟ってSSW調です。 なんつーか、ダンカン・ブラウン? ニック・ドレイク? 全部あわせて73分半の道のりは結構長かったー。 でも自分好みのわざとらしくないマイナー調炸裂しまくってて満足満足♪ <今日の私> 今日は久々に湯船にどっぷり浸かろうかなー。 新しい家のお風呂は密閉性が高くて、この時期でもシャワーだけでも凍えないんだ。 あ、あと水道代もけちってました(照) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[50&60年代男女混合グループ] カテゴリの最新記事
|
|