カテゴリ:50&60年代男性ソロ
★右側フリーページのアルファベットは索引になっています★ ~~~~~~~~~~~~~~~~~
とうに亡くなったのに蔵出し音源のリリースが止まらないニック・ドレイク。 アーデンのタンワースで67年末から68年初頭にかけての録音を18個。 どれもこれも自宅録音で、生ギター1本弾き語りを基本の姿勢としています。 私の中での、というより世間一般でのニック・ドレイクという音楽家は概して根暗、鬱病、繊細、内省といった言葉で語られることが多いです。 だって死因も(諸説あるけど)睡眠薬の過剰摂取による自殺説が根強いことだし。 んで作る曲もボソボソ呟く翳ったものがメインだし。 お世辞にも覇気があるようには見えないし。 20歳になる前からこの芸風だったんだろうかと思いきや、意外にも暗さは感じない。 明るくはないけどおとなしいだけで暗くはないというかね。 まあ長調でも短調に聴こえてしまうような歌い方の人だから明るいと思ったことは一度もなくて、あったとしてもそれはロバート・カービーとかアレンジャーのマジックだったりするのです。 10で女性とデュエットしてるけど誰なんだろうね。 美貌の誉れ高いお姉さん? それともガールフレンドかな? まさかお母さんとか!? ふと思ったのだけど、彼のルーツってブルースなの? 3つのトラディショナルは米国起源のブルースっぽいし、自作の曲名にも“ナントカBlues”ってのがあってさ。 カバーしてるジョン・レンボーンもブルージーな楽曲を数多く書いていることだし… てっきり内向的フォーキーだとばかり思ってたけど、ブルースに疎い私はそこらへんよくわかりません。 だけど同時代のチキン・シャックだとかあっちらへんほどには気合入ってなくてやっぱりフォーク色のが強いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/01 04:20:22 PM
コメント(0) | コメントを書く
[50&60年代男性ソロ] カテゴリの最新記事
|
|