英国民謡好きの戯言

2009/02/03(火)18:50

#1032 JETHRO TULL 《HEAVY HORSES》 78年英国

70年代男性グループ(200)

★右側フリーページのアルファベットは索引になっています★ ~~~~~~~~~~~~~~~~~ …And The Mouse Police Never Sleeps Acres Wild No Lullaby Moths Journeyman Rover One Brown Mouse Heavy Horses Weathercock music and lyrics composed by Ian Anderson additional material Martin Barre and David Palmer Ian Anderson MBE(1947.8.10~) vo, flute, a-g, e-g, mandolin Martin Barre(1946.11.17~) e-g John Glascock(1951.5.2~79.11.17) b Barriemore Barlow(1949.9.10~) ds, per John Evan(1948.3.28~) p, organ David Palmer(1937.7.2~) portative pipe organ, key, orchestral arrangements Darryl Way(1948.12.17~) violin produced by Ian Anderson front cover photograph James Cotier  MBE受勲者なら結構いるんだけど、イアン・アンダーソンは団塊世代だし3つ前に出したハンブルバムズと同じスコットランド出身(ビリー・コノリーはグラスゴー、アンダーソンはエディンバラ)ってことで出してみました。  まあこの人もコノリー同様“歌う芸人”な部分が無きにしも非ずでして…  アンダーソン以外にもバリモア・バーロウとジョン・エヴァン、2曲でヴァイオリン弾いてるダリル・ウェイが団塊なことだしね!  邦題は「逞しい馬」、レコーディングは78年1月ロンドン・フルハムにて。  通算何作目かは知りません。  ジェスロ・タルってライブでこそ民謡をちょろっとやっているけど、スタジオ盤ではほぼ自作。  それもブルース寄りのバンドとしてスタートしてるから戯言に登場させるのはちょっと違うんじゃ?と思う人もいるかもしれない。  しかし前年に作った「ソングズ・フロム・ジ・ウッド」なんてフォーク・ロックの名盤と言えるしリーダーのアンダーソンはトラッドに造詣が深い。  スティーライ・スパンの「ナウ・ウィー・アー・シックス」(74年)をプロデュースしてたりフェアポート・コンヴェンションの2001年作にゲスト参加してたりブラックモアズ・ナイトのとこへフルート吹きに行ってたり。  そんなもんで演奏はしていなくても内面にはトラッドの濃いエキスが含まれていると思えるのです。  この人たちは本当にアレンジがうまくて、登場楽器数はそれなりに多いのにゴチャゴチャ感がなくてちゃんとまとまってる。  マンドリンが古典音楽っぽかったり、エレキギターがややノイジーにアクセント付けしていたり。  私はこのバンドは個々の楽器を追いかける聴き方もしちゃうのだ。  アンダーソン氏は少々癖のある歌声で、何かこう…自然体だし気品も感じるんだけどどこか寂しげ、それでいて力入ってるっつーか鼻息荒らそうっていうか。  ちょっぴり切ない主旋律もジェスロ・タルには欠かすことができませんな。  まあフォークの一言で片づけられるアルバムではないね。  プログレは確実に入っているし、ハード・ロックもある。クラシックも登場してる。  むしろベースはプログレでフォークとハードの要素が加わったクラシカル・ロックとするのが一番近いかも。  公式サイト:http://www.j-tull.com/ 人気blogランキングへ

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