カテゴリ:70年代男女混合グループ
ブラックソーンが70年代後半に作った2作品のうちの1作目です。 英国産なのかアイルランド産なのかすら曖昧なんですけども、ライナーからして掲載されていない歌詞があって仕方がないウェブから情報ゲットするかと思ってもろくにヒットしないしヒットしてもそのサイトのマスターのモヒカンが凶器になりそうなくらい鋭く尖っていたり…。 というわけで上の作者クレジットは現段階で全力で調べた結果ですので、間違っていたらごめんなさい。 2なんかは作者わかんなかったんだけど、曲調からしてコンテンポラリー作品だと思うんだよね。トラッドではなく。 でもまあ自作曲は入っていないようですね。 ニール・ヤングとかレナード・コーエンだとかのカナディアンを取り上げているしジム・クロウチなんて人も有名らしいけどよく知らん。若くして航空事故で亡くなったことくらいの知識しかないぜ。 9の作者はあまり知られてなさそうだけど、これはもう曲そのものがスタンダード化しちゃってる節があるしなあ。 エレキベースを弾く人が4人中2人いて、どんだけゴリゴリしてるんだろ?と思ったあなた。 そうでもないですよ。 確かにベースはほぼ全編にわたって使用されているけどね、玉ねぎ氏の弾くマンドリンが暢気にカラカラと。 彼のマンドリンはとりわけ5と10でしゃしゃっています。 歌の中心はニナ・スジフリス。 スティーヴ・クロスもリードをとっていることになっていますが「あれ? どの曲で歌ってたっけ?」状態になってしまっても不思議ではないくらいに印象は薄いです。 4人とも地方都市の公民館を中心に演奏旅行してます的な歌い手さんですね…良く言えば庶民的で敷居が低い、悪く言えばパンチに欠ける。 でも小難しい曲をやっているわけではないのでトータルで見れば聴きやすい部類に入るのではないかなあ。 あくまでも「この世界のアルバムとしては」ですがね! 2のニール・ヤングのカバーが秀逸すぎる。 みんなで無伴奏で歌いあげ…痺れるじゃないですか。 こういうの聴くと歌っていいなってしみじみするんだよね。 フェアポート・コンヴェンションで知ったアレとかジャック・ザ・ラッドで知ったコレとか、そういうトラッドもあちこちで出てきます。 何曲かでバウロンを叩いているイアン・キャンベルはデイヴ・スウォブリックの同僚だったりルックスがパパイヤ鈴木にちょっと似ていたりとネタには困らないスコティッシュ・フォーク界の重要人物。 モンスター・ケイリー・バンドでマンドセロ弾いてるキーラン・スジフリスってニナさんの血族かしら。 ブラックソーンの映像 ジェリー・ラファティ追悼。 モンスター・ケイリー・バンドも発見 2010年ウォリックでの演奏。これかなり好きだなあ。 どっかで聞き覚えあるなあと思ったらサリーズ・フレンズにもピート・オニオンズって人が。 同一人物だろうなあ、取り扱い楽器からして。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/01/14 02:53:40 PM
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