カテゴリ:コンサートの記録
アレ・メッレル・バンド Ale M?ller Band
2011年2月24日(木) 午後7時開演 武蔵野スイングホール 主催:財団法人武蔵野文化事業団 会場に着いてまず目に入ったのがメンバー変更の貼り紙。 ベーシストのセバスチャン・ドゥーベ→2月17日(木)に倒れた旨の連絡あり。 ドクター・ストップがかかったためマッツ&モルガンで日本でも大人気のマッツ・エーベリーが緊急参加することに。 パーカッショニストのラファエル・シダ・フィザル→2月20日(日)、40度の高熱によりスウェーデンから出国できず、代役としてニクラス・ベッティルソンが帯同することに。 マッツが代役に選ばれたことはツイッターのおかげでかろうじて知ってたけど、さらにもう1人交代劇があったなんてね。 まあ北欧フォークに関しては非常に疎い私なので、「ええっ来れないの!? …楽しみにしてたのに」とショックを受けることもなければ「きゃああっ。夢にまで見たあの人が生で…!」と興奮することもなく。。 あ、でもマッツはプログレッシャー時代に読んでいた雑誌でよく名前を目にしていたから多少はドキドキしたかも。 そんなこんなでメンバーは6人。 ステージ向かって左から・・・ アレ・メッレル(Ale M?ller) マンドーラ、歌、縦笛、ハーモニカ、ショーム マリア・ステッラス(Maria Stellas)※両親はギリシャ人 歌、フィンガーシンバル ママドゥ・セネ(Mamadou Sene)※セネガル出身 歌、パーカッション、セネガル・フィドル マグヌス・スティンネルボム(Magnus Stinnerbom) フィドル、マンドリン、横笛、歌 この4人が前列に並び、同じくステージ向かって左から、 マッツ・エーベリー(Mats ?berg) 鍵盤、歌 ニクラス・ベッティルソン(Niklas Bertilsson) パーカッション この2人が後列に。 リーダーのアレ・メッレルは過去にフリーフォートの一員として来日ライブを行った際に目撃しているからわずかながら予備知識があったけど、ほかの皆さんははじめましてこんばんは状態。 前から2列目ほぼ真ん中という良席に座り(すぐ前には大物文筆家S氏がご着席されてた。このケースは過去に何度もあったりする)、さて演奏スタート。 結論から書くと、ものすごーく良かったです。 楽しかったと同時に感動もたっぷりとね。 スウェーデンの伝統音楽にギリシャや西アフリカの音楽を取り入れるっていったい…?と想像もつかなかったけど、これがもう「アレ・メッレル・バンド」という名の新ジャンルを確立したかのようなステージングだったのですよ。 ママドゥとマリアがリードで歌うのだけど、アレおじさんとマグヌスもちょろっと歌っていました。 様々な国の楽器によるアンサンブルは聴きごたえ充分! 「その楽器とその楽器をユニゾンさせるの…?またそんな思いきったことを(笑)。…ありゃ。すげーケミストリーっすね」でしたよ、ええ。 メンバーごとに気付いたことを挙げてみます。 アレおじさん: なにわ小吉の描く犬と同じ目をしたかわいいおじさん。 楽器はマンドーラがメイン。 ハーフタイム中さらっとステージに出てきて、マンドーラとでっかいプラスチック製の縦笛(曰く「ニューフルート」)の音の出し方講座を開く。 動きがいちいちかわいい。ニューフルートを脚に挟んだ状態でマイクの高さを調節し始めた時なんて、隣の席の男性が噴き出していたぞ。 マンドーラの調弦がうまくいかないと「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんかー」をおっぱじめる。さらにはふいに顔を上げて満面の笑みでニコッ。…なんてかわいいんだこのおじさん。 マンドーラと縦笛のほかにもハーモニカやショームも。プログラムに記載されているブズーキとアコーディオンはこの日はなし。 演奏家としての玄人ぶりと見た目のかわいさのギャップがそれはそれは素敵で、ますます大好きになっちゃいました。 マリアさん: 体のラインがまるわかりなセクシー衣装。お色直し1回。 ベリーダンスも披露してくれた彼女、しなやかでゆったりとした動きが色っぽかったな。女の私でも目が釘付けでした。 歌はアルト声でこれまた大人っぽい。アダルトです。 ママドゥ: 彼が歌い始めたら目頭がぐわっと熱くなった。なぜだろう? 魂(ソウルと読む)に訴える何かがあるのかもしれないな、アフリカは人類の起源なだけに。 セネガルってフランス語が公用語だったよね。英語はあまり得意じゃないみたい。 開脚ハイジャンプがすごい。動きのキレがすさまじいね。 少しだけ弾いてくれたセネガル・フィドルは細い弦がたくさん集まって1本弦になっているような感じ。ボディはまん丸。これにはお客さんみんな興味津々。 盲目のマッツの手を引いていたのは主にママドゥ。マイクの位置も調節してあげてた。 マグヌス: 新婚さん。 フィドルとマンドリンを頻繁に持ち替え。プログラムに記載されているギターは弾かず。 フィドルを弾きながらのコーラス付けはしびれる! フィドルはやっぱりステージ映えするな~。視覚的な側面から言えば一番好きだぜ。 横笛はアレおじさんから渡されたもの。 終始にこにこしながら演奏していたのが印象的。 マッツ: ベース音に鍵盤ソロにスキャットに…代役決定して1週間しか経っていないのにこれってどうなのよ。天才認定しても誰も文句言わないよね? 最後の方でママドゥが開脚ハイジャンプをしまくって喝采を浴びている最中に、すぐ後ろでぐるぐる回りまくっていた愉快な天才。 早口まくし立て型のスキャットはスキャットマン・ジョンを想起させます。 思いがけずマッツの天才ぶりを現認できてラッキーでした。 ニクラス: ドラムセットはワンバス。カホンに腰かけ。 ブラシで叩く音がいいな。 彼も数日前に代役が決まったばかりなのに、まったく違和感なく溶け込んでた。 若そうだったな、20代前半かな? ちなみにスウェーデン人青年2人はジーンズに黒シャツという出で立ちでした。 直通電車のドアが目の前で閉まるという事態に見舞われたけど、そんなこともどうでもよくなるほどに最高の夜でした。 これで2000円(会員になると1800円)は間違いなくお得だわ。 また来てくれた暁には絶対に行かねばならんな。 輪をかけてぐだぐだな文章ですみません。 文才ないんです許してください。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/02/26 07:35:32 PM
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