カテゴリ:50&60年代男性グループ
宮廷フォークの大定番、アメイジング・ブロンデルの前身として知られているメトセラ。 ではこれもその筋のサウンドなのかな?曲名もジーザス臭すさまじいし、おとなしくてきれいめの音楽なのかな?…いえいえ、まったくもって違います。 もうね、ぜんっぜん宮廷フォークじゃないですから。 むき出しな感じのエレキギター、多少の黒さも含まれるヴォーカル&裏声使いのコーラス… むしろガレージとかヘヴィ・サイケとかそっちの気が強いんでないかな。 あまり巧くないヴォーカルとか(ジョン・グラッドウィンはアメブロでも歌唱力は大したことない…というより歌唱スタイルがまるで違うぞ)ガラの悪そうなエレキとか、やたらとドコドコしてるドラムとか。 メトセラとアメブロを作曲者を伏せた状態で聴いたら、とてもじゃないけど同じジョン・グラッドウィンが書いた曲だとは思えないよね。 どうすればこんなちょびっとダウナー気質のかわいいガレージからあんな優美で典雅な音楽にシフトできるんだジョンさんよ? ラストは日本でも“静かな鐘の音”のタイトルで知られているフランス民謡。みんなで輪唱してみたり胡散臭いギターを弾いてみたりしています。 ファルセットがなんとも気持ち悪いのですが嫌いじゃないです。アレンジも楽しいしね。 ジョンとテリー・ウィンコットの2人はこの後激しく路線変更してアメブロへ。 M・J・ブラッドリー(72年2月8日に白血病により25歳で死去)はヘヴィ・ブルースのスティームハマーへ流れ、クレイグ・オースティンとレスリー・ニコルはディスタント・ジムとかいうバンドを結成、レスリーはその後パヴロフズ・ドッグでも弾いていたみたいだよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/06/08 09:19:50 PM
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