カテゴリ:70年代男性グループ
ブリストル出身、とびきりかわいい6人組スタックリッジの2作目です。 裏声多用のヴォーカルがショウビズって感じで大変よろしい。 ピアノがしっぽりとした曲やらフルートをあしらった曲やらヴァイオリンを効果的に挿入している曲やら… 急がずあわてずゆったり楽しく朗らかに、時には切なく。…この感じ、ロクポの良心って感じするなあ。 全体的にキュートでフォーキーだけど、5の後半の一部分はフルートとシタール(クレジットないけどどう聴いてもシタールっす)がインド臭ぷんぷんです。 ひとつ提案なんだけどさ、ロック・オーケストラとして認知されてるバーミンガムのELOに倣ってこのスタックリッジはブリストルのロック・オーケストラと呼ぶのはどうよ。 管楽奏者と弦楽奏者が正式メンバーにいるってこともあってミニ楽団って感じなんだよね。一度に鳴らされる楽器数はそれほど多くなく、簡素なんだけどスカスカではないんだ。 まったくもー、昼下がりのお茶の時間のお供にしたくなるじゃないか! と喜んでいたら本編ラストに“ティータイム”って収録されてたわ。 共同プロデューサーにエッチンガム・スティーム・バンドの一員または76年に最高級の酒飲み歌アルバム「エール物語」を作り上げたヴィック・ガムがクレジットされてるのも興味深いね。 あの人てっきり古楽一筋かと思ってたけどこういうのもやってたのか。 私が所有している96年のDemon Recordsからの再発盤は3曲がボーナスとして追加されていますが、2006年のAngel Air盤には4曲追加となっています。 そのおまけトラックの“スラーク”がとても良い。弾むようなノリでいて涙腺刺激一歩手前の美メロ。 ビートルズが好きならスタックリッジも好きになると思います。 74年の3作目ではジョージ・マーティンがプロデュースを担当していて、「田舎のビートルズ」なんて二つ名も存在しているよ。 http://www.stackridge.net/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/06/18 03:26:36 PM
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