カテゴリ:50&60年代男女混合グループ
ダンデライオン・レーベルのオーナーで有名DJでもあるジョン・ピール(イースト・オブ・エデンの69年作でジューズハープを演奏していた意外な過去を持つ。2004年10月死去)に見出されたプリンシパル・エドワーズ・マジック・シアターの1作目。 照明担当や振付師など総勢14名がクレジットされている。 バンド名や編成からある程度予想が付くかもしれないが、シアトリカルな音楽性を持ったグループだ(演奏面にはタッチしないメンバーもいるためこう呼ばせていただく)。 女性の比重が高めの男女ヴォーカルは両者とも着地点をはっきり定めていないような浮遊感を漂わせたアシッド調。粘度の高いエレキギターを鬱陶しくまとわりつかせ、太鼓をポコポコ叩きまくる。 中途半端に大仰で気だるくて、この演じてます要素の強い、自然体って言葉がまるで似合わない演奏はフォークじゃないよなプログレだよなと思ったりもするわけだが、シェイクスピアの詩をのせたトラッドが存在するからとそれだけの理由で戯言レビューに登場させてしまった罪な女・バートサン。 その4はえらくミスティックかつ宮廷風味で…いや待て待て、途中いきなりエレキギターが割り込んできて「なんちゃってブルージー」に変身しているぞ…? このちぐはぐ感が妙に可笑しく可愛らしい。 あ、それだけじゃないや。時々挿入されているヴァイオリンやリコーダー、アコギが適度にフォーキーなんだな。 そもそもプリンシパル・エドが戯言レビューに相応しくないとなったら、(インクレディブル・ストリング・バンドの)ロビン・ウィリアムソンのソロだって載せられないじゃないか。 同じメンバーで71年にもう1枚作ってプリンシパル・エドワーズ・マジック・シアターはひとまず解散。 72年からはルート・カートライト、ビンディ・バークィン、デイヴィッド・ジョーンズの3人+クライマックス・ブルース・バンドのオリジナル・メンバーであるリチャード・ジョーンズら3人による6人編成のプリンシパル・エドワーズとして活動した。 http://www.principaledwards.com/ 通販取り扱ってます(2011/10/10現在。品切れ/リンク切れの際はごめんなさい) 【21%OFF】[CD] プリンシパル・エドワーズ・マジック・シアター/サウンドトラック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/10/10 11:14:02 AM
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