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若きベートーヴェンチクルス2024年2月〜12月 全7回長野市竹風堂大門ホール14時開演みなさまぜひご来場下さいvol.12024/02/10ピアノ:雪入美優ドレスラーの主題による9つの変奏曲WoO63選帝侯ソナタ第2番 へ短調 WoO47-2ソナタ第1番 へ短調 Op2-1vol.22024/03/2ピアノ:神林杏子、チェロ:小島遼子ヘンデルの主題による12の変奏曲WoO45ソナタ第2番 イ長調 Op2-2魔笛の主題による7つの変奏曲WoO46ソナタ第3番 ハ長調 Op2-3番外編「ベルリンの宮廷で」2024/04/20ピアノ:山田えり子、チェロ:和田ゆずみデュポール:21の練習曲集よりモーツァルト:デュポールの主題による9つの変奏曲KV537ベートーヴェン:チェロソナタ第1番 ヘ長調 Op5-1vol.32023/05/18ピアノ腰原菜央、チェロ:外山賀野チェロソナタ第2番 ト短調 Op5-2ソナタ第4番 変ホ長調 Op7vol.42023/07/15ピアノ:川口直希ソナタ第5番 ハ短調 Op10-1ソナタ第6番 ヘ長調 Op10-2ロンド・ア・カプリッチョ「なくした小銭への怒り」Op129vol.52023/09/30ピアノ:依田ひとみ、テノール:上村亮ソナタ第9番 ホ長調 Op14-1五月の歌 Op52-4蚤の歌 Op75-3モルモット Op52-7アデライーデ Op46ソナタ第7番 ニ長調 Op10-3vol.62024/12/14ピアノ: 水澤未来ソナタ第10番 ホ長調 Op14-2ソナタ第8番 ヘ短調 Op13「悲愴」プロデュース,レクチャー加藤 晃チケット:前売3500円/当日4000円 通し券18000円(全7回)販売期間2023/12/11〜2024/2/8 プレイガイド:ヒオキ楽器本店シャコンヌ、美鈴楽器ライフ店、長野市芸術館チケットセンターお問い合わせ&ご予約:ピアノチクルス長野メールpianozyklusnagano@y-mobile.ne.jpTEL: 070-6477-2702ピアノチクルス長野 HPhttps://pianozyklus-nagano.amebaownd.com/若きべートーヴェンチクルスへのお誘い。2024年のチクルスでは13歳から30歳までの若きベートーヴェンの作品を聴いていただきます。初期作品の到達点であるピアノソナタ「悲愴」までです。今回はチェロのための作品や歌曲も加え、多角的にベートーヴェンの初期作品の魅力を味わいながら、悲愴ソナタへのプロセスを辿ってみたいと思います。ベートーヴェン(1770-1827)の青年期はフランス革命(1789-1795)と完全に重なっています。彼の音楽は最後まで常に「自由・平等・博愛」の革命の精神そのものものでした。ナポレオン(1769-1821)が破竹の勢いでヨーロッパを制圧しつつあった時期(イタリア戦役の頃)、ベートーヴェンは聴力の喪失をはっきりと予感していました。この時点で彼の難聴は既に高度難聴のレベルにありました。そんな中で書かれたのが悲愴(1798-99)ソナタです。悲愴への道程は至高の音楽表現との闘争であり、自分の運命との凄まじい闘争でもありました。ベートーヴェンは悲愴ソナタで真に自分らしい音楽表現を確立しました。それは今まで誰も聞いたことがない全く新しい音楽でした。「...人には羊飼いの歌うのが聞こえても、私には何も聞こえまかったとき、それは私にとってなんという屈辱であったろう。このような出来事は私をほとんど絶望の淵に陥れた。絶望がもう少しでも大きければ、私は自分の生命を絶っていただろう。ただ私の芸術だけが私を引き止めた。ああ、私は自分の中にあると感じているものすべてを生み出すまでは、この世を去ることはできないと思った」[1802年10月6日、ハイリゲンシュタット / ベートーヴェン]