|
テーマ:本のある暮らし(3190)
カテゴリ:カテゴリ未分類
生徒リクエストの本があらかた入荷し、来週から貸出可能になっていた一昨日、3年女子が貸出が始まったばかりの本を返しに来ました。
1年女子からリクエストのあったケータイ小説です。 「せんせー、これヤバイ!ちょーヤバイって!」 第一声がこれ。 「やばいって、何、内容?どこら辺がどうやばいの?」 「えー、カギカッコがヤバイ。」 「カギカッコって台詞?」 「そうそう!セリフがあ行ばっかだよ!」 なんだ、それは。 ケータイ小説は、恋愛を扱ったもので、刺激的なものとかちょっと過激なものもある、というのは知識としては持っているけど、私はこれまで読んだことがなかった。 読みたい本のリクエストを取ると、女子は圧倒的にケータイ小説。 今年の前期は、ことごとくケータイ小説を外したせいで、女子からは「リクエストをしても入れてくれない」と文句を言われた。 今回は、予算がふんだんにあったことと、「文庫ならまぁいいかも」という思いもあって、数冊入れてみた。 その1冊なんだけど・・・。 「それって、図書室に置いとくと不味い感じのヤバさ?」 「だってさぁー、本編なんて、こんなくらいで(2/3)あとは全部アフターだよ。ヤバいくせいに、面白くないの。サイテー」 酷評である。 でもって、「アフター」ってなんだ。後日談?事後? まずいなぁ、どうもそっち系の小説を入れてしまったみたい。 あらすじ読むと、「高校生とホストの恋愛」だそうで。 描写が具体的すぎるとか、そんな感じ? もう一人いた3年女子がおもむろに音読始めたのを、その子が慌てて 「あ、ダメだよそこ!SM入ってるし!」 と止める。 え~、そういうとこもあるの~?! 入荷して早々、お蔵入り? それって、明らかに選書ミスだよね? まずいなぁ。 と思っていたら、ほかの生徒が「他にどんな本が入るの?」と聞いてきて 「リクエストの中からは、「僕は友達が少ない」とか・・・」 と答えたら、すかさず 「えー、それって結構エッチなヤツだよね~」 マジ、嘘、本当に?! 動揺したまま、その日は図書室を閉めたあとすぐ帰る用事があったので、帰宅。 そして昨日を迎える。 昨日は、2年生の来館が多かったので、別の意見も聞いてみようと、男子と女子が複数いる集団に声をかける。 「あのさー、今回『僕は友達が少ない』を入れたんだけどさー」 と言った瞬間、男子生徒が一瞬固まる。 「え、あれ入れたんすか」 「そ、そうなんだけど・・・・あれってやばいの?」 「うーん」 と、2~3人で顔を見合わせる。 「いくつか、あるよなぁヤバイとこ。」 「うん、1巻に3つくらいあったよな」 そんなにか?! 「イラストがちょっとヤバくね?オレ、うわって言って本投げたとこあった」 何それー。(汗) 「あ、でも、話はすっごい面白いんすよ?うん、ちょっとヤバイとこもあるけど多分大丈夫だと思います」 「そうそう、それを言うなら、『クリーム・ソーダ』のがやばいじゃん」 「クリーム・ソーダ」は2年くらい前に入った、上下巻あるケータイ小説。 今年の、貸出ベスト5に入ってたはず。 「何、『クリーム・ソーダ』ってそんなにヤバイの?!」 「まぁ、結構?」 その時点で、本格的に落ち込み始めた私に、2年女子がフォローを入れる。 「大丈夫だってせんせー。今時漫画でもそれくらいは普通だしー。一回ちゃんと読んで、勉強してきて」 と合計3冊を手渡された。 「勉強って何勉強しろって・・・。」 「えーこの先本を入れる基準の参考?」 「・・・分かりました」 ということで、今回問題になった新刊「それでもいいよ」と「クリーム・ソーダ」上下巻を借りて帰った。 現時点で、「それでもいいよ」の本編読了。 これから後日談の短編がごっそりある。 長くなったので、小説の感想は次回に。 【送料無料】 クリーム・ソーダ 上 / さぉたん 【単行本】 【中古】文庫 それでも、いいよ【10P19Feb13】【画】【中古】afb クリーム・ソーダ 下/さぉたん【もれなくクーポンプレゼント・読書家キャンペーン実施中!】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年02月22日 11時04分57秒
コメント(0) | コメントを書く |