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江戸東京博物館「江戸の学び~教育爆発の時代~展」を見に行きました。
「今こそ寺子屋に学べ!」 江戸時代、日本の庶民の読み書き能力は世界最高水準だったのだそうです。それも、寺子屋でのマンツーマン教育の成果のようです。 展示のほとんどは、書籍と寺子屋の様子が描かれた多数の絵画。絵画の多くには、師匠のそばで、実にのびのび学び、眠り、遊び、いたずらしている子供達の様子が描かれています。これが一斉授業なら、学級崩壊とも言える光景ですが、伸びる子は、どんどん伸ばしてやれる環境でもあったかも。随分難しい漢字も幼いころからたくさん学んでいたようです。 展示の中には、師匠が、やんちゃ坊主や問題児をたしなめたり摂関した記録もあります。読み書き、そろばん・・・それに「しつけ」があるのが印象的でした。現代のような教科はありませんが、「体についてのことば」「人の名前に使われる文字」「土地や町の名前」などと項目が分けられ、文字を主軸に言葉の意味を学び、知識を習得していった様子がわかります。 「書道」っていいますもんねえ。))) 昔の人は、文字から、その意味だけでなく、もっといろんなことを読み取っていたのかもしれません。 「西欧では、学業は、技術を習得するための手段と考えられている一方、日本では、学業を積むことが人格をつくると考えられていた」という解説が、グッときました。 温故知新の江戸博です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.26 12:16:16
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