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この3カ月いろんな人に出会った。
1.大手出版社の編集には2本の記事を書かされ社内体制が変わり仕事消滅。 2.ある雑誌関連のライターは元オウム関係者で、さらに今回の民主党ガセネタメールの関係者でもあるということでプロジェクトからはずされ、関係者全員に通達がある。 3.ある書籍の発行が頓挫。関係者一同、交通費や労働力がマル損。 私みたいな地方出身のお人好しは人をすぐに信用してしまうのだ。よくよく注意していないと、ヤラれてしまうということを実感している今日この頃。お金を巻き上げられてはいないことがせめてもの救いか。 考えてみたら、これらはすべて出版関係。一般企業ではこんなことはそうちょくちょく起こることではないので、一般の皆さんはご安心あれ。 特に3.の自称フリーライター・編集というのがかなり危なかった。私が採用する側ならひと目で見抜けたと思う。その人が書く文を5行でも読めば一目瞭然だ。ある意味2.の人のほうがずっとボキャブラリーが豊富でまともなライターさんだったのに、もったいない。 私は締切を守って書いて出したが3日も返答がない。あれこれ言われても、“こりゃ、まともに相手にしないほうがよい”と思い、書き直しなどには応じなかった。この時の判断は非常に的確だったと振り返る。 誤解のないよう説明を加えるが、フリーライターのすべてが悪い人ではない。すばらしいライターさんはたくさんいらっしゃる。規模の大小は問わないが新聞社、雑誌社などに勤務経験があって独立した人は良いのだ。かつて上司・先輩に校閲や修正指示を受けた経験があるから。どこの会社でも正社員をやったことがなく“俺様って文章書くのうまいかも?”みたいなフリーランスは危険だ。誰からも書き方を直されたことがないから。 プロのライターとは、まず ・締切を守る ・スペックを守る 文章の上手下手は二の次だ。 文章のオーダーは「何字で」という形式だ。この自称フリーライター・編集から「何字×何行、何ページくらいで」と言われた時点で「この人大丈夫かね」と思った。「くらい」という指示の出し方はないだろう。何字改行というのはDTP担当がすることで、元の原稿を書く時点では関係ない。 しかも自分で6ページと設定したのに、いつのまにか4ページに変えていた。6ページと4ページでは3割も少ないことになるのだが、分かっているのだろうか。事情によって変えてもよいが関係者にお詫びと訂正を入れなければ。 「コメントは全体の4割入れろ、ありえないじゃん」というので、その彼が準備したサンプルの文を正確にカウントしてみたら3割しかなかった。そして私の出した文も3割だったので、それを証拠に突きつけた。 「スペック守ってないのはキミのほうじゃん」。(とは言わなかったが) 人に指示するからには感覚ではなく、正確な数字で示す。そして自らも手本を示す。 そして最近なら最も分かりやすい指標がこれ。 ネット上の書き込みであれ、メールの文章であれ。「、、、」とか「。。。」などの表記をする者は絶対にプロではない。手元にある新聞を広げてみていただくとよくわかる。どこにそんな活字があるだろうか。 読売新聞に「小泉☆首相はイチゴショートかチーズケーキにしようかと迷っているかも。。。」という文が出ることは将来的にも絶対にない。断言。 (文責:NOVO) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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