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カテゴリ:コンドルズ
神楽坂・セッションハウスに近藤良平プロデュースリンゴ企画2008「あの山羊たちが道をふさいだ パート2」を見に行く。リンゴ企画は2001年から始まっているが、私は2004年から見ているだろうか、特に昨年は友人も出ていたので、全7回パートのうちの1パートを見に行った。
皆さんのイメージするあんなこんなダンス公演ではない。踊る芝居と考えた方が納得できる舞台だ。きょうはたまたま休日だが、平日は夜の22時ごろからスタートするとあって、アダルトな演出もふんだんに出てきた。大きな公共ホールでもできないし、ましてやNHKなどでは放送できないブラックユーモアだ。100人しか入れない小ホールだからこそできることもあるなあ。 知り合いが出るということもあったが、実は先日この公演メンバーを選ぶオーディションを見に行っていて、誰が選ばれて、どんな作品になったかを確認するために出向いたようなものだ。 過去の振り付けも何曲か登場したが、私が出た曲もあった。幸薄い女の悲しい歌で私は“不幸な女”役だった。当時の私は髪をかきむしって不幸感を表現していたのだが、きょうの“不幸な女”役は腕にシャブを打っていた。同じ曲の同じ役でも、不幸の表現はひとによってさまざまだと知る。 真後ろの席の幼稚園児くらいの女の子が最初から最後までケラケラと笑い転げていたことが印象的だったが、とにかく、からくり箱をひっくり返したような1時間半。感動したとか泣いたとかいう感じとは違うのだが、一緒に行った友人と「ああ、何か創らなきゃ」とビタミン注射を20本くらい打たれたようにエネルギーが沸いてきた。創るものはそれぞれ違うけれど…。 家に帰ってもカーペンターズの鼻歌を歌ったりして「毎日こんなにゴキゲンならいいのにね」「そんなにおもしろかったの」と言われる始末。人をこんなに動かしてしまうダンスってすごいなあ。私の場合それがダンスではないかもしれないが、こうやって人を動かす何かを起こしてみたい。 今までのセッションハウスではありえなかった全12回のロングラン公演 千秋楽は明日15日(月・祝) お時間のある方はぜひどうぞ! あの山羊たちが道をふさいだ パート2 http://www.session-house.net/ringo/ringo_project.html 過去のリンゴ企画 http://www.session-house.net/ringo/ringo_kako_project.html ■日刊ちょいスポ(No.503)■ 「ふつうのオバサンの星」 パラリンピック・アーチェリー女子コンパウンドで神谷千恵子選手が銀メダルを獲得。「普通のオバサン」を連呼されているようだが、体が不自由で、40代から競技を始めた世界大会でメダルを取った48歳で女性のどこが普通だろうか。こういうことがあるから、何かを始めるのに遅すぎることはないと実感できるのだ。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第1550号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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