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カテゴリ:プレゼンテーション
昨日8月3日から裁判員裁判スタート。昨年来いろいろ予習してきたつもりだが、いざ本番が始まってみると、「それって、こういうことだったの?」「○は△なんじゃないの?」ということの連続だ。何に驚いたって、各メディアの取り上げ方だ。ニュースの中で1回くらいは出るだろうとは思っていたが、一日じゅう裁判員裁判オンパレード。特にNHKは特番もたくさん折り込み、朝から晩まで裁判づくしだった。 そして一夜明けたきょうの朝刊でも全国紙各紙が何ページもさいて裁判員裁判のことを特集していた。が、書いてあるのは当たり前のことばかりだ。 「広告会社のプレゼンのようだ」 「分かる言葉で」 「見せる立証」 「専門用語は補足する」 「最初に“これから~について約○分でご説明します”と伝える」 ……等々。 これは私がずーっと言い続けていることだ。今ごろ気づいたのか、法曹界。素人が人を裁くこと自体はあまり乗り気ではないが、裁判が分かりやすいプレゼンで争われるようになったのは喜ばしいことだ。お笑いコンビのオードリー春日ではないが「時代がやっとオレについてきた」という感じ。 昨年「本の企画を出してください」と言われて、「IT時代の裁判員制度を見越した法曹界向けプレゼンの教科書みたいなものを出したい」と口にしたら、「買う人が少なすぎる」と即却下。それでも、今も“見せる裁判”の本は出してみたいと思っている。 実際のところ、私はまだ法廷プレゼンの仕事は一度も受けたことがないが、今後ぜひやってみたい。プレゼンには勝ち負けがついて回るが、裁判ほど「勝つ」ためにやるプレゼンはないので。法曹界の方々はこれまでプレゼンなんてやったことがないんだから、付け刃でやっても無理。ならば最初から外注しましょう。 今まで「どんな業界のプレゼンが得意ですか」と聞かれたら「いや、どんな業界でも伝え方は同じです」と答えてきたが、裁判ばかりはその他の業界と同じというわけにはいかないと確信している。何が専門用語で、どうすれば一般人に理解できる言葉になるか、どんな図解を用意すれば一瞬で理解できるか。それを伝えていくには事件、裁判の案件に数多くあたってないと無理だ。 私は… ・殺人、詐欺(特に振り込め)、複雑な家族構成などの図解、現場の見取り図が得意です。 ・どんなグラフィックが一番目に留まるか提案できます。 ・裁判の速記もやっていたこともあります。 そのへんのプランナーにはない切り札を持っているので、「勝つ」ために全力投球します。 と、宣言しておけば、いつか法廷プレゼンの仕事をさせていただける日も来るかもしれない。 できれば検察側希望。まずは一度裁判員裁判を傍聴に行っておきたい。 ■日刊ちょいスポ(No.828) 「きょうのエキサイは亀井」 試合が終わっているプロ野球は旭川スタルヒン球場で行われた巨人-広島。9回ウラで巨人亀井が2ランを放ち同点に。延長11回まで引っ張って最後に決めたのはやはり亀井。ヤフーでは一番活躍した選手をきょうのエキサイティングプレーヤーと呼ぶらしいが、まさに今日は亀井だろう。現役時代にこういう日も一日はないとね。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第1858号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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