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カテゴリ:プレゼンテーション
1月11日(月)成人の日の日経新聞朝刊の社説「未来への責任」の書き出しはこうだった。 【今年の元日を20歳で迎えた新成人は127万人。うち125万人が平成生まれだ。】 短い2文からなる3行だが、“これはどういう意味だ?”と。朝一番からで物議をかもした。国語=日本語に詳しいプロばかりだが、「この3行の意味するところは?」ということになった。 成人式に呼ばれるのは2010年を例にとると、2009年4月2日から2010年4月2日までに20歳の誕生日を迎える人。全員が中学までは同級生だったはずだ。つまり誕生日は1989年4月2日から1990年4月1日まで。 そこで日経の記事に戻ると、この文は主語が【今年の式に参加する新成人】となってないところがポイントだ。【今年の元日を20歳で迎えた】は2009年1月1日から12月31日に誕生日を生まれた人を指すので、1989年1月1日から12月31日が誕生日の人。カウントする期間が3か月ほどズレていることに気づかなければいけないのだ。 そして、1989年は昭和天皇が崩御され、1月8日から元号が「平成」になったので、1日から7日に生まれた赤ちゃんだけが昭和64年生まれになっている。数字は誕生日が1月7日までの昭和生まれが2万人、1月8日以降の平成生まれが125万人、合計で127万人という話だった。きょうの成人式に呼ばれている人はこのカウントにはまったく関係ないので、【新成人は全員平成生まれ】と大騒ぎしているわけだ。 簿記の約束手形の問題文のようだ。これを英訳したらどういう文章になるのだろうか。そもそも元号という概念のない外国でこの文章を理解させるのは至難の業だ。 日経の編集委員さま、こんなややこしい記事を書かないでください。 ■日刊ちょいスポ(No.988) 「大学王者は帝京」 高校サッカーの決勝は気になるがキックオフ前のため。昨日の大学ラグビー。帝京大と東海大の決勝は14-13で帝京が初優勝。逆転の繰り返しでゲームは沸いたが、関係者は気が気じゃなかっただろう。サッカーに、ラグビーに、アメフト。似たような競技でも優勝校が分かれるところがおもしろい。 プレゼン・コンシェルジュNOVOの辛口web日記は ただいま【第2018号】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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