プレゼン コンシェルジュ　「NOVO先生の辛口ごよみ」

仕事関係に自分のことを「オレ」という男性がいる。見た目サザエさんちのカツオくんのようで、ベビーフェイスの30代前半なのに。「オレは見てないですけど」「オレの持っている本だと～」などと使っているが、彼は絶対に「ぼく」というのがふさわしい。私は非常に違和感を覚えている。

立ち止まって考えてみると、私の周りに「オレ」と言う人はいない。親族、親しき友人、知人は「ぼく」や「わたし」というし、広島弁・男言葉なら「わし」か。「わし」のほうが怖い印象かもしれないが、私は「オレ」のほうがよっぽど下品な感じがする。

理屈抜きで、自分のことを「オレ」というような男性とは付き合えないというか、遠巻きにして近づかないというか、まったくもってなじめない。

そういえば広島弁・女言葉で「私」にあたる「うち」を私が使わなくなって久しい。「これはうち（私）の服じゃけえ」とか「あとで、うちんがた（私の家）へ寄ってーや」というふうに使うわけだが、上京後は見事に封印された。

「オレ、オレ」と名のる人が身近にいないならば、少なくとも私はオレオレ詐欺には遭わないのだろう。広島の会社の東京オフィスで働いていたときは社長や専務が出先から電話してきて「わし、わし」と言っていたものだ。

私を詐欺にかけるなら「わし、わし」、「ぼく、ぼく」じゃないと無理だからね。


（写真）鳥越祭りの日に…
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■日刊ちょいスポ（No.1137）
「松坂150勝」
米メジャーリーグ、レッドソックスの松坂大輔が7日のインディアンス戦を4-1に封じ、日米通算150勝をあげた。日本じゅうがサッカーW杯に夢中でJリーグもプロ野球もそっちのけで、ましてや海の向こうの野球なんてという雰囲気だが偉業にはちがいない。MLBの放映権は高い。映像で紹介できないメディアもあるのは仕方ない。

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ただいま【第2167号】