と　も　に

妹よ…




３歳も年下なのに、なんと世慣れた妹。

表面的な愛想よさと、意のままに他人を動かす技は天性のものか。




浴衣を着たが、クリーニングに出すといくら取られるかわからないし、手洗いなんて以ての外、お母さん洗ってちょうだい、ということで、

母がお世話係の手土産に汚れた浴衣を提げて帰ってきた。




いつだったか、妹夫婦が車でこちらへ帰ってきた時も、なぜか布団を運んできた。

妹が一つ、旦那が一つ抱えている。

処分したいのだが、(妹の)家で処分しようと思ったら大型ゴミはお金がかかるから、お金のかからないこちらで処分してほしい、と。

あいにく月一回の大型ゴミの日は過ぎたばかりで、我が家では１ヶ月も巨大な２匹の芋虫と共存した。




旦那も旦那でなぜほいほい運んでくる。

そこで「お義母さんに迷惑じゃないか。こっちで処分しよう」となぜ言えない。

いや、そんな考えさえ頭に浮かばないのだろうが。

というより、そもそもなぜ布団を二つも処分するようなことになったのか。

さほど古いようには見えなかったが。

また新しい物を買ったのか。




妹夫婦よ、姉は悲しいよ。