|
カテゴリ:こ こ ろ
ウサギは寂しいと死ぬ 「わたしたちが生きている限り、つねに何かが待ちうけている。 しかも、たとえそれがよくねえことでも、よくねえことだってこっちにわかっていてもだね、いったいわたしたちに何ができるというのかね? 生きていくのをやめるわけにもいかんし」 「人生は持ちつ持たれつであり、」 「人生とは何か? それは暗い夜のホタルの光である。 冬に野牛が吐く息である」 「彼がなりたいと思った者になった人間はだれでも、彼がもちたいと思ったものをもった者はだれでも、すべてが「敵」になるのだった」 「ぼくはただ惰性で進んできたんだな? 神が唯一の実在であることなど知らないでね。 ところが、いったんそのことを悟ると、すべてものがきちんとその場所におさまってくるんだな、生命が意味をもってくるし ー 死にしても同じことなんだ」 「社会と調和しない男の種族、安住できない男の種族がいる。 彼らは親族縁者の嘆きを尻目に、勝手気ままに世界を流れ歩く。 彼らは野をさまよい、海をさすらい、山の頂に攀(よ)じのぼる。 彼らの血は呪われたジプシーの血、彼らは休息を知らない。 地道に進めば、成功するだろう、たくましく、勇敢で、誠実だから。 だが、彼らはつねに現状に倦(う)み、未知の新しい世界を求めていく」 「むしろわかったことは、とうていわかるまいということであった」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/03/15 07:55:49 PM
コメント(0) | コメントを書く
[こ こ ろ] カテゴリの最新記事
|