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カテゴリ:こ こ ろ
逡巡は時間の賊 「いつも本ばかり読んで、からだに悪いわよ。 頭もなんにも、ばかになっちまう、きっとそうよ。 それに、第一、非社交的だわ」 「「そうそう、おぼえてるがね、一度テムズ川へ身を投げたというのが来てね。 助け上げられて、ここへ連れられて来たわけさね。 ところがね、それから十日ほどすると、飲んだテムズ川の水から伝染して、チブスになった」 「死にましたか、それで?」 「ああ、ああ、ちゃんと死んだともさ」」 「あったことは、あったこと、どうにもしかたがないのだ。 後悔なんて、ばかげている」 「階段の第一段から、踏み出せ」 「生きることにがまんができるのは、ただ将来に、なにか明るい希望があるからであって、希望がないとなれば、もう不安もない」 「ある人間と、何カ月間も、文字どおり毎日顔を合わせ、一度はほとんど彼なしには、人生を考えられないまでに、親しくなったものが、やがては、はっきり別れてしまっても、いっこうなんの痛痒(つうよう)も感じないという」 「きっといつか笑って思い出せる過去になると、信じてください」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/09/05 07:34:23 PM
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