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毎週観ていた宮部みゆき氏原作、「茂七の事件簿 ふしぎ草子」が来週で最終回を迎える。
と言っても、20数年前の作品の再放送だが。 銭形平次や半七捕物帖と同じく「目明かし」が主人公であり、さまざまな不思議な事件を解決していく。 目明かしは、公儀(江戸幕府)の正式な役職ではない。 町奉行所同心の私兵のようなものだったので、給金は無かった。 時々、同心から小遣いをもらう程度だった。 したがって、皆別に仕事を持っていた。 茂七親分は耳掻きを作っていたが、大した稼ぎにはなるまい。 銭形平次も、女房がせっせと針仕事をしていた。 ところで、「二足の草鞋を履く」という言葉があるが、現代では分野の異なる2つの仕事をするという意味に使われるが、元来は違った。 多くの目明かしが、博徒だったという。 時には、賭博の手入れの手助けをしたらしい。 つまり、相反する仕事をするという意味だった。 裏の世界にも顔が利き、武士である同心には分からない町人の横の繋がりにも対処出来た為、町奉行所としては便利な存在だった。 茂七も平次も、博徒ではないとして、何の仕事をしていたのだろうか。 目明かしのシンボルである「十手」も、常時持っていた訳ではなく、普段は奉行所に保管してあり、捕り物などで必要な時は取りに行っていたそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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