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今年度末でトワイライトエクスプレスが廃止になるらしい
北斗星やカシオペアも風前の灯らしい 関東と九州を結ぶ寝台特急が軒並み廃止になって久しいが 不肖ひであきの思い出の中には、幼少期に「あさかぜ4号」に乗った鮮烈なる記憶があり 我が子たちにも是非体験させたいと思っていた 7つ星のような周遊型観光列車ではなく 遠く離れた街への旅情をかき立てられるのが寝台列車だと思っている そういう意味で、廃止前のラストチャンスの夏休みに、北海道へ行くことにした しかし 予想通りの猛烈なるチケット争奪戦で、10時打ちや複数の窓口行脚も全て敗退 やむなくヤフオクでシングルツインの個室B寝台券をなんとか入手することができた という事で、7月末に北海道へ出発! まずはムーヴ号を空港駐車場に待機させ 新幹線のぞみ号で新大阪まで行く 子供たちは既に新幹線でも興奮気味だが トワイライトエクスプレスはこんなもんじゃないよ~ウシシっ 大阪到着! 新大阪から大阪(梅田)へ移動し せっかく来たので大阪名物たこ焼きを食べに「はなだこ」へ行く アツアツのたこ焼きを食べて、大阪をちょびっと満喫したところで いよいよトワイライトエクスプレスと対面する 既にホームに佇んでいたトワイライトエクスプレスは 深い緑色の車体に黄色のラインが走り、紛れも無くロータスカラー 個室に入り案内などを読んでいると、静かに・・・アナウンスも無く本当に静かに、昼下がりの大阪の町を出発した 線路脇にはカメラを構えた人が大勢見える 残りわずかの、トワイライトエクスプレスの雄姿との別れを惜しんでいるようだ 子供たちは2段ベッドに登ったり降りたりして、興奮も最高潮だ 出発して程なくランチの案内が流れる 今やランチが食べられる食堂車があるのはトワイライトエクスプレスらしい 明るい陽射しの中、オムライスとカレーを注文する うんまい! 車窓からの景色とあいまって、最高に優雅なひとときだ ランチが終われば、景色を楽しむことが出来るサロンでくつろいだり 車掌さんが用意してくれているスタンプを押したりして時間をすごす 記念品の車内販売や、翌日の朝食の予約などにスタッフの方が各部屋を回ってくる ついつい興奮して記念品を買いあさってしまう ほどなく琵琶湖のほとりを抜け、いつしか日本海側に沿って北上する なつかしの立山黒部国定公園がかすんで見える ラッセル車が停まっているのを見ると北国を実感する デビュー前の新型新幹線が見える 見えてくる前からカメラを構えていた人が多数居たことから このトワイライトエクスプレスには相当数のマニアが乗車していることがうかがい知れる 日本海に沈む夕日を眺めながら、今から向かう北海道に思いをはせる う~~~ん、これだよこれ!これこそ寝台特急の醍醐味! 新幹線や飛行機や高速道路と何が違うって 普段の景色の中を走り抜けて長距離移動するというのが決定的に旅情をかき立てられる要素だと思う 夕食はフレンチのコースなども選べるが、まずはサロンで夜景を見ながら2段重弁当で腹ごしらえをし 21時以降のパブタイムにワタリガニパスタとステーキピラフで夕食とした 夜のトバリの中を走るトワイライトエクスプレス 控えめな照明にゴージャスな雰囲気で、最高の気分だ 食事が終わってシャワーも浴びることが出来るが、明日は早めに宿に行くので窓の景色を楽しみながら備え付けの浴衣に着替えて就寝することにした 2段ベッドの上段も十分な広さで熟睡できる しかし 深夜に青函トンネルを通るときは、やはり気になって目が覚めた 結構長い 決してうるさくは無いが、トンネル内独特の音がしている いつの間にかその音も消え、いよいよ北海道に上陸したことが分かったら再度就寝・・・ 次に目が覚めたときには、列車は五稜郭に着いていた いよいよ人生初の北海道上陸だ! 北海道らしい景色が続く 噴火湾を眺めながら、食堂車で朝食をいただく ゴージャスな朝食で子供達も大満足したところで あっという間のトワイライトエクスプレスの旅も終わり・・・ 「いい日旅立ち」のメロディーに乗せたお別れのアナウンスも寂しい限りだ もうすぐ札幌到着、いよいよ北海道へスタートである! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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