モーツァルト！中川version　観てきました！

2007.11.22

(4)

airaがミュージカル狂になった原因である、
「モーツァルト！」再々演を観てきました。

ここからは、一度観た人や興味がある人しか
分からない内容かもしれませんし、
aira個人の記録をつける意味で書きますね。

まず、一幕一場の「メスマー邸」を観てすぐに
気が付いたのですが、振り付けが変わっている！
ほぼ群舞の場面は新しい振り付けが
どこかしら入っていて、全般的に台詞も増えているの。
特に一幕十場のシガネーダーが出てくる前の酒場の喧騒とか、
二幕一場にピアノを弾くヴォルフガングを登場させたりで、
上演時間も長くなったようです。
ダンス（振り付け）も多くて、ヴォルフガングは
さらに大変そうになってた。衣装替えも増えてるし。
あと、以前から微妙な演出だなと思っていた
コロレド大司教のトイレシーン

これも変更が加えられてちゃんと笑えるシーンになってました。
あとお笑い担当の吉野さんのシガネーダーもね。

歌詞の変更で気が付いたのは、
「赤いコート」の最後でレオポルドが怒りながら、
「早く譜面を書け、コートは返して来い！」
と唄っていたのが「…コートは渡せ！」になってたこと。
二幕七場の「私ほどお前を愛する者はいない」
リプライズの歌詞が大幅変更されていたこと、かな。
前回までのものはＣＤで何度も聞いているので、
アレ？と思いました。

あとは、男爵夫人の衣装が替わったとか、
相変わらず香寿たつきさん、市村正規さん、
高橋由美子さんはお上手だなぁとか。

で、大本命の中川晃教くん。
初日あけて４日目、Ｗキャストのため
彼の公演はこれで3回目だったということもあり、
まだノドは荒れてなかったみたい！
「エレディンラ」が大きなきっかけになったのか、
演技力もかなりアップしていて、勢いだけで
押してる演技っていうのがかなり減ってました。
丁寧に丁寧に演じて唄ってましたが、
初演の頃の若い爆発があっていい場面もあったのになと
少し寂しかったり。
初演、再演とずっと観てきてますが、
唄い方も替わったなぁ。。。
本当に今回演出が細かくなっていて、
改めて素晴らしい歌手だなぁって思いました。

ただね、やっぱりというか
キャスト発表された時から思ってたんだけど、
コンスタンツェ役のＨＩＲＯ（元ＳＰＥＥＤ）は
歌はともかく台詞が全然ダメ！
あの棒読み…というか、一本調子なのは、
はどうにかならないのかしら？？
あまりにも感情の変化が声で分からなすぎて、
歴代のコンスタンツェ役
（松たか子、西田ひかる、木村佳乃）が
すんばらしく思えてきましたよ。
ポップ系の唄い方だから、中川くんとの
相性だけはいいんだから頑張って欲しい。
役者としてのオーラも少ないから、
彼女が出る場面だけレベルが落ちてるのが
分かっちゃう。それが残念でした。

今日の公演、一階のＡ席に高校生が課外授業で
感激していたこともあり、
あとまだ４日目ということもあり、
会場の雰囲気が微妙でした。
もっとノリがよくてもいいし、拍手もしていいんじゃないか、とか。
カーテンコールもあっさりだったしねぇ。
これは千秋楽近くに、もう一度行かねば、って
思ってしまいました。

でもね、やっぱりこの作品大好きです。
全曲唄えますってくらい。
だから新しい演出にドキドキしながら、
そして美声にうっとりしながら、
本当に至福の3時間だったな。

来来週の井上versionも楽しみ！

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Last updated 2007.11.22 23:25:46
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