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カテゴリ:暮らしを楽しむ
映画「マージンコール」を見ました。
この作品はリーマン・ブラザーズの破綻に焦点をあてた内容で、フィクションですが、アメリカ社会ならば現実味を帯びていて、恐ろしくも感じる作品です。 ビューティフル・マインドで幻覚で現れるチャールズ役を演じたポールペタニーは同作品で知り合ったジェニファーコネリーと結婚。 その彼はダビンチコードでシオン修道会の過激な信者役で怪しく演じ、マージンコールでは、年棒250万ドル稼ぐクールな投資銀行マンのウィル役を演じました。 ウィルは愛車のアストンマーチンを運転しながら、高級車に乗り高級住宅に住まうには市場を制覇する側の価値を信じるように若手の部下に語るのです。 そのような彼でも役員室で繰り広げられる議論を推察して、恐ろしい話をしていると皮肉っています。 彼らはサププライム商品の価値が無いことに気づくと同時に会社の存続の危機にも気づき、全ての不良債権を「価値がない」と知りながら売りさばくのです。 まるで悪魔ですね。これは犯罪ではないかと。 最後の最後まで反発をしていたサムは、結局は役員会議の決定通りに結構するのです。彼が役員会に投げた必要な餌は、トレーダー全員への達成報酬として約束はされました。 個人のノルマ達成で100万ドル以上のボーナス。さらに全員で予算を達成するとプラスに100万ドル以上。 トレーダー史上最悪の取引経験を積まなくてはならない不運なトレーダーは優秀な成績をおさめて、その直後にリストラにあいます。 最低でしょ?(笑)悪魔のような取締役陣営。 自分が生き残るためには周りがどうなろうと構わないという考え方。これがフィクションなのかリアルでもそうなのか。 良い訳がありません。分かりやすくいうなら因果応報です。 結局はリーマン・ブラザーズは国の支援を貰えず、民間セクターからも相手にされず破綻しましたのは事実です。 潰すには大き過ぎると思っていたのはリーマン・ブラザーズ幹部だけだったという傲り。当時のCEOは多方面から訴訟も受けて悪人の象徴になったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 14, 2020 04:17:22 PM
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