カテゴリ:カテゴリ未分類
第5位 交響詩・わが祖国よりモルダウ(チェコ プラハ)・・・キラキラした水が流れるようなメロディーが忘れられない モルダウ川がチェコの首都プラハを貫流している。スメタナの名曲「モルダウ」の曲想そのままに、その流れがあの一度聞いたら忘れられない主旋律を想起させる。 モルダウのメロディーは小さな小川のせせらぎから始まり、やがて、ボヘミアの平原を貫流する大きな川に至る情景をスメタナはものの見事に表現した。 プラハは14世紀にカレル1世が神聖ローマ皇帝となってその絶頂を迎える。今日、目に触れる町並みはその頃に出来上がった。かつてはローマやコンスタンチノープルと肩を並べるほどに発展して「黄金のプラハ」と呼ばれる時代を築いた。そんな趣は彫刻の意匠を凝らした銅像が並ぶカレル橋やプラハ城に残っている。また、ヤン・フス広場がある旧市街もたいへん美しい町並みが残っていて素晴しい。私はホテルインターコンチネンタルの最上階にあるレストランから塔が林立するこの旧市街を眺めるのが好きだ。ところで、ヤン・フスは1415年にローマ・カトリックに逆らってこの広場で、火刑に処されている。1517年ウィッテンベルグでマルチン・ルターにより宗教改革の炎が上がるが、それよりも100年も前に時のカトリックに対して異を唱えたヤン・フスは記憶に留めたい一人だ。ヤン・フス広場には彼の銅像が立っている。 パリにセーヌ。ロンドンにテムズ。ローマにテヴェレ川があるように、プラハにはモルダウがある。川のある風景はなんとも美しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.21 06:30:50
コメント(0) | コメントを書く |