みんなが目を背けたい問題
さて。動物愛護管理のあり方について、のパブリックコメント、やっとこさ9件の意見書署名をいただきました。ペットのお悔やみ花を買いに見えたお客さんに声をかけ、資材の集金にきた業者さんに声をかけ、友人知人に声をかけ、里子に出した子たちの里親さんに声をかけ、意見書の内容を力説し、みなさんの同意、熱い思いを聞かせていただき、そして署名をいただきました。前回は50件近く集まった署名ですが今回はねぇ・・さすがにちょっと説明しづらい内容なのと、テーマが虐待なので うーん、ちょっと ・・・虐待の定義、しつけなのか虐待なのか、伝統行事を重んじるのか動物の権利に焦点を当てるのか、動物実験は必要悪なのか、家畜に対する福祉とは、などなど 難しい問題もはらんでいて、繁殖制限についても 様々な意見や見解があって「私の意見を承認してください」と、個人的見解を展開できないです、実際。みんなそれぞれ意見がある。ただ私が言いたいのは、みんなが知らされていない例えば動物実験の実態とか、代替法が必ずあるはずのものまで本当に動物が苦痛を伴う実験台になる必要があるのか、とか家畜にしても、どうせ食べちゃうんだから、ということで劣悪な環境下、薬や不適切なエサを与えられてまで飼育する必要があるのか、私たち消費者は何も知らされないままパック詰めのお肉を値段だけを判断基準に買っていればいいのか、知って、考えて、選択する、そのためにもっともっと選択肢があってもいいんじゃないかそのための情報公開があってもいいんじゃないかと、思ったりするわけです。もちろん経済活動を左右する問題も含んでいるのでカンタンではないと思うけれど。その前に、前提として、そこに動物たちの生きる権利、命の権利があっていいはずじゃないか、と思うわけです。ついこの前、アメリカで大統領の恩赦を受けた七面鳥のニュースが流れたでしょ。これでその1羽の七面鳥は食卓に上らないで済みました、って みんなが笑ってるニュース。とても不快だった。わけのわからない苛立ちを感じた。何が恩赦ですか?って。その七面鳥が 何か悪いことでもしましたか?って。とてもえらそうに、とてもバカにしたように、七面鳥に恩赦を与えてたふざけたアメリカ人たちだった。もちろんその七面鳥が生涯ヒトに食べられずに天寿を全うできる約束がされたのはよかったけど。なぜヒトはそんなにもエライんだろうか、ってものすごい不快感を感じたニュース。命をいただきます。命をいただいたことに感謝します。だからごちそうさまでした。それが ヒトの本来のあるべき姿ではないのかなって。その命によって生かされた自分。まぁもちろん。産業動物いわゆる家畜については私たちは食べて生きていて、食べずにはいられなくて、本当に難しい問題が絡んでいるのでカンタンに「こうすべき」なんて答えは出ない。今回 ALIVEさんの意見書では、「動物の福祉」「5つの自由」について触れています。耐え難い苦痛から開放するという意味で充分で適切な水とエサを与えること。快適な飼育環境にすること。疾病、障害等を治療すること。恐怖や苦悶にさらさないこと。生理、習性、生態に基づく本来の行動ができるようにすること。この文言を条文に明記するべきである、としています。実験動物についても、現状ではその施設、企業など、その実情がまったく把握できないことから、行政がそれらをきちんと把握、管理して、一般にも公開するよう、立ち入り調査ができるよう要望を出しています。闇に葬られている数々の問題。私たちが知らな過ぎるいろんなこと。この大切な意見書の締め切りまであと8日。私としては、本当に、ぜひ、「ALIVE」さんの意見書をみんなに読んでいただきたいのと、もし難しければ、「ちいさなチカラ」さんのブログを読んでみてほしい。意見提出法は決して難しくありません。もし同意であれば、ALIVEさんの意見書をコピーしてメールに添付してご自身のお名前、電話番号、メールアドレスで送ればOKです。もしくは ちいさなチカラさんのブログから意見書をプリントアウトしてご自身のお名前、電話番号などを記入のうえファックスか郵送で送れます。もちろん自分の言葉で、自分の意見を送るのがベストですが。メールの送り先(メールの場合は添付ファイルではなくテキスト形式で)aigo-arikata@env.go.jpファックス送信先03-3581-3576郵送送付先〒100-8975東京都千代田区霞ヶ関1-2-2環境省 自然環境局 総務課 動物愛護管理室締め切りは12月7日。ひとりでも多くの方に考えてもらいたい 今回のパブリックコメント。あなたの意見が法律を作り、多くの命を救えるかもしれないまたとないこの機会。知らない人がいたら、教えてあげてください、今 国が みんなの意見を募集しているよ、って。命ときちんと向き合って、命を大切にする国にするにはどうしたらいいんだろうね、って。小さな命を大切にできる国は、きっと みんなしあわせだと思うんだけどな。と、私は思います。しつこいのは承知してますが、このネタまだまだ続きます。締め切りまで あがきますよ。