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カテゴリ:先生はサンタさん!
「どうして、あの大手総合商社で活躍していながら、中学校の教師に転職したの?」
非常に多くの方々からこういった質問をよく頂きます。 以前に『こう見えて、私意外と。。。』の題名でも書きましたが、「我が娘達の小さいうちにできるだけ一緒に過ごす時間を多く持ちたいと思った」のは、事実で、これも転職のきっかけにはなっています。 しかし、これだけでは、「なぜ教師なのか?」という問いに対する答えにはなっていません。 私の約12年間の総合商社勤務の間に、未成年者の犯罪の低年齢化が進み、あろうことか中学生が加害者になるという恐ろしい殺人事件が発生しました。 そう、「神戸の酒鬼薔薇」事件です。 その後も犯罪の低年齢化は進み続け、また、その一方で学校を舞台とした無差別殺人事件も発生してきました。 実は、私は大阪教育大学の出身で、あの「大阪教育大学附属池田小学校」のすぐ隣の附属池田中学校で教育実習もやっていたのです。 こういった悲しい事件が相次ぐ中、「いやな時代になったね」とか、「なんとかならないものかね」という言葉が皆の口から聞かれるようになりましたが、自らが二児の父親と成ったこと等もあり、教育の重要性を改めて認識し、単なる傍観者や一父親としてだけでなく、「この現状を変えるために具体的に何かをしたい」と思うようになりました。 ある日、奥山貴宏さんの回でも触れました、例の「異業種勉強・交流会」のメンバーと飲み、4次会くらいで皆かなり酔っ払っているときにこういう会話が出てきました。 あるメンバー曰く、 「俺は、今小さいながらも会社を興して、社長をやっている。 将来的には、経済的に大成功して、俺が経済で日本を変えてやる!」 また、他のメンバーが言いました。 「俺は、将来政治家になる。俺が政治で日本を変えてやる!」 それを聞いた私は、別のもう一人と意気投合して、言いました。 「経済で日本を変えることも、政治で日本を変えることも俺にはできない。おまえらに任せる。 しかし、どんな経済状況下でも、どんな悪政の下でも生きて行けるたくましい子供達を育てることこそが、本当の意味で日本を変えることに繋がると俺は信じている! 俺は教育で日本を変えるぞ!」 酔っ払った勢いで口にして、初めて、自分が本当に何をやりたかったのかを自覚したのです。 そして、子供達の人格形成上において非常に重要だと私が信じる「中学校」にて実際に働きたいと思うようになったのです。 現在、某私立中学にて英語の非常勤講師として働き始めて、未だ一年超ですが、毎日元気な子供達と触れあい、笑いあい、走り回っています。 先日も、例の勉強・交流会のメンバーと飲む機会があり、皆に言われました。 「サンタさん、会うたびにどんどん若くなるね~。 なんかキラキラ輝いてるよ! 好きなことをやりながら、毎日子供達からエネルギーを吸収してるんだろうね~!」 金銭面では大変ですが、今の環境に感謝です!!! 現在「語学と心のかけ込み寺」は何位かな?BESTブログランキングのマークをクリックして頂ければ幸甚です。ご協力お願い致します! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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