クールビズが終わった。
あのネクタイを締めないだらったとしたシャツ姿って何とかならないのかと思ってみていた。だったらポロシャツでもTシャツでもタンクトップでもいいじゃない。はんぱなのよ、もう。
ずっと役人の娘をやってきた。
役人にとってのユニフォームは背広とネクタイである。
わが父は多少痩せすぎのせいもあって、オーダーの背広しか着なかった。
シルクのネクタイを締める時のしゅるしゅるする音を聞くのは耳に心地よかった。
ネクタイはその形が左右対称に中央にびしっと位置しなければかっこ悪い。
下がっているネクタイの長さ比も問題だ。
太さとデザインはまあ好みだから不問。
タイピンはないほうがいいかな。
それにYシャツ。
自分の首周りくらい押さえろ。
そこのデブ、シャツの上から肉はみ出してますって。
にいちゃんにいちゃん、首周り合ってないよ。がふがふよ。
測って買いなさい。
首周りにシャツがフィットしてないとお間抜けに見えるではないか。
襟がしわしわは言語道断。
背広を脱いだ時にシャツがしわしわだと哀愁。
クリーニング代ケチっちゃいけませんね。
これだけは見栄はった方がいいよ。
スーツの膝が抜けてるのもいまいちだなあ。
お昼にお座敷で食べたの?
別に言葉に出して言うわけじゃないけど、
街行くサラリーマンを見るときに若くても年とってても
無意識にこれらをチェックしてしまう私なのだった。
学生が着慣れないリクルートスーツ着ていると一言言いたい。
塾講師の背広の着こなし(社内規定で正装らしい)見てると、
ベテランかペーペーかわかっちゃう。
実は私基準で合格する人はそんなにいない。
もちろん、旦那さんは若い頃から隙なく合格である。
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