新聞折込で冬期講習会の案内や、学力テストのお知らせが毎日はいっている。
5年の兄の方は結果を出すことを至上命題にしている先生たちに預けている。はみ出ないようにこのまま導いてもらえば、友達と一緒にプロの手腕で引き上げて押し上げていつか自覚を持つだろう。
さてと、野生児の次男君。
兄が今の塾に入ったのは3年に上がる春の講習会で体験に行ったときからだった。
この時期、これから受験本番で段々目の釣りあがっていく先生たちは、同時に新規の生徒の獲得も目指す。塾って学校じゃないから、黙っていても生徒が集まるわけじゃない。
恐いくらいに活気むんむんで2月突入。
はじめの年は毒に当たったみたいで、とにかく恐かった。
人間とは恐ろしい。慣れるらしい。
今でははにかみ息子でさえ、塾を出るとき、講師室に向かって一礼しながら挨拶するようになった。
次男君は国語と算数は楽しくない。
そんなもんはやりたくない。
学校なんか行きたくない。
毎日ちょいとぐずぐずいう。
そんな気分を逆なでするようにあちこちの体験授業に出向いたが
場所にも内容にもすっかりアレルギー症状。
ただでさえ学校が苦痛なのに
この上更に塾までやらされちゃ、たまらないってメッセージが聞こえてきそうだ。
兄の方がぐずぐず言いながらも
しっかりはまったんだけど。
やっぱり人格は一人一人違うってことか。
少子化のせいなのか、
ここ数年のうちに塾に入る年齢がどんどん下がっていく。
知能開発といいながらも
入試問題類似パターンみたいな問題の詰まったテキストも使ってる。
これじゃなあ。
次男撃沈。
入れる塾あるかしら。
あと何年したら目覚めるかしら。
彼こそ中高一貫校に入れたい。
6年間で楽しい青春時代を送らせたい。
有り余るパワーを受け止めてくれる学校に入れたい。
兄を見てると、
やっぱり受験というのはその道のエキスパートにお願いして
乗っけてもらうしかないと思う。
自宅で見れるノウハウが親にはない。
それがあっても一緒に切磋琢磨しながら頑張る仲間がいない。
親以外の大人とのかかわりは世界を広げるだろう。
受験産業とか塾とか、
なんとなく後ろ暗い語られ方をされているが
全然ポジティブに受け止めていいのだ。
小学生が勉強頑張って何が悪い。
そして出来たら勉強は楽しんでやってほしい。
出来ないことが出来る、
知らなかったことを知る、
そういうことは楽しいのだ。
競争があれば勝てばいい。
そして勝つために頑張ればいい。
野球やサッカーで頑張るのは上等なのに
勉強はダメなんて誰が決めた。
ただこの理屈に野生児次男を当てはめようとしても
うまくいかないのだ。
モチベーションが問題なのかな。
無理してアナフィラキシーショック起こしても困るし。
今回も体験講習はお預けだ。
ただし母は少し焦っている。
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最終更新日
2005年11月15日 20時41分07秒
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