仕事終わって帰ってきたら、カナヘビちゃんたちがぐったりしてる。
あら。
やっぱり餌不足?
「おおーい、おちょ。虫取りに行くぞー」
捕虫網と虫かごをもってレッツゴー。
って、何で夕方になってもこの暑い中、虫取りなんだか・・・・・。
「オオシオカラのメスだ!」
「クジャクチョウ」
「イナゴ」
「アブラゼミ」
見つけるんだけど、なんだい、おちょったらへっぴり腰で
へたくそー。
全然網つかいがなってないじゃん。
「ちょっと貸してみな」
「こうして獲るんだよ」
「網をかぶせるんじゃなくて、こっちに飛ぶからこう」
「くるっと回して」
「ほら」
あーあ、封印していた元野生児の血が甦った。
たちまちイナゴ10匹、カマキリ2匹、シジミチョウ3匹、ガ1匹。
小さい虫が多いのはカナヘビちゃんが食べられるサイズに絞ったから。
さて、これでよし。
「帰るよ」
おちょは日中アゲハとセミを捕まえたらしい。
なんだか標本が乾物の匂いがする・・・・・。
乾燥足りないんだ。
このままじゃ虫がつくか、カビでも生えそう。
防虫剤と乾燥剤がいるな。
「ただいまー」
「カナヘビちゃん、ごはんですよー」
「ア、ママーーー!」「おー」「はじめてみた」
見る見る間にイナゴ1匹お腹の中へ。
カナヘビちゃん、やっぱり餓えてたのね。
生餌を食べるものを飼うのは難しい。
ねえ、おちょ。
気づいてよね。