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政府の教育再生会議は25日、親に向けた子育て指針である
「『親学(おやがく)』に関する緊急提言」の概要をまとめた。
◇「親学」提言のポイント
(1)子守歌を聞かせ、母乳で育児
(2)授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない
(3)早寝早起き朝ごはんの励行
(4)PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す
(5)インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施
(6)企業は授乳休憩で母親を守る
(7)親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞
(8)乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施
(9)遊び場確保に道路を一時開放
(10)幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる
(11)思春期からは自尊心が低下しないよう努める
まあ、一つ一つはいいことだろうけど、国がそれを推進するのはどうなのだろう。
「いい」親マニュアルのようだ。
そこから外れると「わるい」親になるのだろうか。
特に母乳についての記述が多く、これで追い詰められるママがたくさんでないといいと心から願う。
新生児訪問をしている。
産院から退院後の母とベビーの自宅へ伺って、
育児の始まりが順調にスタートが切れるよう、助っ人隊として出動しているのだ。
もちろん母乳は素晴らしい。
だけどみんながはじめから順調に分泌がいいわけじゃないし、
様々な理由で母乳を飲ませることのできないママもいる。
頑張ってもどうしても分泌が足りないママもいる。
母乳は素晴らしいが母乳信仰が強すぎるあまり、
ママも子もくたくたに疲れて追い詰められていることがある。
ミルクを足すことに罪悪感を持つママがいる。
母乳が出るママよりも、
笑顔が出るママの方が素敵だよ。
母乳が出なくて劣等感や不全感を持つよりも
人やミルクの助けも借りながら
明るく楽しく育児ができるほうが、きっとママも子供も幸せだよ。
国の指針で逃げ道を塞いじゃいけない。
子守唄と授乳に授乳休憩。
素敵な提言だけど優しくないな。
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