社長さんは、部長並みの年収960万円で頑張るとのコトであるが、そうまでして再建を図らないと経営が立ち行かないところまでJALの置かれている状況は厳しいそうである。
突然何をいいだすかと言えば、高知行きの手段にフリープランという航空機とホテルを組み合わせた旅行商品を購入して、その価格に吃驚したからである。羽田--高知間の席の片道運賃が3万円くらいではなかろうか。ところが、このフリープランを使うと羽田--高知の往復の飛行機代プラスパレスホテルの宿泊がついて3万円なのである。
旅なれた方には特に驚くことはなく、正規運賃で飛行機に乗るなんて愚の骨頂である、といわれるかもしれない。が、しかし、この価格差は何なんだろう、と思ってしまうのである。団体でチケットを買い取る旅行代理店向けの価格であるから、正規運賃の半額以下で賄えるというのであるが、チケットの発券をみていれば、個人へのチケット販売と変わりはないように思われる。
逆にいうなら、個人はこの安い運賃分のコストを負担させられているということである。
これから団塊世代の大量の遊休現象がおきようという中、もっと個人を大切にする経営をしていただけないものかと思ってしまった。