今は発表会の曲目だけ。幼子もいるしやらなくちゃならないことたくさんあるし、で僅かな隙の時間の一気集中練習が実は一番有意義な練習法かも。
このところEBS活動で個人的にもネットワークが広がったり色々動きがあったりする中で(こちらについては話がまとまった時点で話をまとめて書き込むとして...)ブログを垣間見ることがあっても書き出すほどの気持ちの余裕がありませんでした。今日は、明日から実家にちょっと行ってくるための荷造りや諸々の家事を終えてさっぱりとした気持ちで久々のブログ更新気持ちの余裕がなかったホントの理由とは、昨日初めてプロの演奏家の公開レッスンを受けたからそもそも公開レッスンといえば、母にかつて二度も連れて行ってもらった、スタニスラフ・ブーニンの指導者セルゲイ・ドレンスキー教授による一流レッスン他、日本人指導者の研修会のような場にも連れて行ってもらったことがあるので、だいたい雰囲気は見知ってました。今回、音楽愛好家に広くレッスンを提供してくれるというとある楽団の嬉しいイベントに、一ヶ月後の発表会に向けて気持ちもノッテくるだろうから、と気軽に応募。因みに30分個人レッスンで2,000円とお手ごろ価格。そこで今年の発表会の曲目の一つF.Chopin作曲バラード第3番変イ長調を選曲。やはり一期一会の機会に行くからにはある程度仕上げてないと~と結局は自分に足枷をはめたような悶々としたここ10日間ばかり。とはいえ、一歳のやんちゃ坊主を抱えては、やはり相当の時間をとれません。これまではせいぜい1時間程度やって、次の日はやったりやらなかったり。実際、この曲で片手ずつスタッカート練習一回通して両手合わせも一回したらそれだけで1時間。やはりやってもせいぜい1時間半が関の山。あとは、最近一回通しをすると、サンバが待てませんとばかりにしがみついてくるので、一回勝負に徹するしかなくなり、それはそれでいつも本番勝負の気持ちにならざるを得なくなるから効果アリ、と思います。肝心のレッスンは収穫大でこれからピアノに触るのがとても楽しみステキな先生に巡りあえました。とりあえずやってきた練習法でいいのだという手応えがありホッ。そして、感性の部分は人には説明しづらいのだけれど、目の前が拓けるような感覚になる瞬間がありました。母にもよく諭され、自分でも心していると思っていた曲の流れを掴むということが、実際弾いている最中は一音一音のタッチの確認作業になってしまっていて、点である音符の一音一音はつながりをもった線上に全て乗っていることを忘れがちだということに気づかされました。実は、傑作だと言われる割には個人的にはそれほど魅かれたことがなくて今年まで弾いたことがなかったのが、初めて練習したときの心地良さからやっていけそうな気がする、と思って二ヶ月。益々好きになりました。流れるように弾けたらいいな