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キューバ音楽著者:八木啓代
/吉田憲司
出版社:青土社
サイズ:四六判/170,47p
発行年月:2001年03月
* * * * *
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■キューバ音楽■
キューバ伝統音楽のルーツを系統だてて記述してある本書は、
意外にもマリー・アントワネットが存在した十八世紀頃の話から
始まっていました。 キューバ音楽のルーツはとても深く、リズムや
グルーブ(音楽)が発展し変化(進化)する過程においては、
それぞれの時代の社会的背景が大きく影響しています。
「入門書」としてコレを読んでおけば、今まで以上に
キューバ音楽(ラテンのリズム)を楽しめるはずです。
第1章 白いルーツ エレガンスの系譜
第2章 黒いルーツ パッションの系譜
第3章 カフェオーレ 叙情と混血の系譜
第4章 ラム&コーク 北の巨人とのかかわりの系譜
第5章 サルサとソン
第6章 アメリカ合州国のキューバ人
さて、、、流行りモノに乗っかるのが苦手で、
「Buena Vista Social Club」ですらまだ観ていない私ですが、(笑)
何が嫌かって、「ラテン音楽=サルサだろ!」的な
偏見に満ちた発想しか出来ない人はちょっと苦手。
知らないなら知らないって言えばいいのにぃ~、
「聞かないと、知らないことを知る機会を逃しちゃうよ」
「知ったかぶりは、カッコ悪~い!!!」と思う今日この頃。
一口にラテンと言っても、サンバ・ルンバ・ソン・マンボ・サルサ・
メレンゲ・カリプソ・チャチャチャ・デスカルガ・レゲエ・ズーク・ソカ・・・
それが、宗教的意味合いの強いものや求愛がモチーフのリズム
まで様々ですが、、、私が心地よいと感じるラテンのリズムは、
この本の第4章1節目に登場する
「ジャズのフィーリン、アフロとデスカルガ」あたりでした。
ジャズは好きなんだけど、ライブ演奏を楽しむようなスタイルではなく
ダンスミュージック/DJ MIX として楽しんでいる私には、
ハードバップジャズにキューバのエッセンスを色濃く加えたような
「アフロ・キューバン・ジャズ」というスタイルがしっくりくる。
この本を読んだことで、ずーっと探し続けていた
「自分が好む音のルーツ」を再確認できた気がしました。 感謝!
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Last updated
2006.05.16 17:17:37
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