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カテゴリ:インナーチャイルド
自分の親を100パーセント受け入れられている人は、どれくらいいるでしょうか? 生まれてきた環境に100パーセント満足している人は、どれくらいいるでしょうか?
そして、その親、家族、環境を、自分で選んで生まれてきたのだというのを受け入れられる人はどれくらいいるでしょうか?
ほとんどの人は、どうしてその親や環境を選んできたのかいう理由がわからず、不満や怒りの原因を外に向けて、親や環境をうらんだりするのではないでしょうか? 「親がこうであったら、環境がこうであったら、自分はもっと幸せだった。」というように。 先日の秋葉原であった殺傷事件の加害者も言っていましたよね。「彼女さえできれば、、、」 彼の場合も、大人になりきれない、5、6歳の子ども(インナーチャイルド)が、親にむかって、もっと自分を愛してくれと訴えていたのではないかと思います。 しかし、本当に原因は外にあるのでしょうか? 人が転生する理由のひとつとして、受け入れられなかった経験は、受け入れられるまでその経験を繰り返すということです。これは、いわゆるカルマと呼ばれるものです。 今の親を選んで生まれてきたのは、自分の内側を写してくれる人たちだったとしたら。その受け入れられなかった経験を、再度、再現するために、親がその役目を演じていてくれたとしたら。。。。 どうして、この親を通してその経験が自分に必要だったのか?そこに気づいたら、もう親にその役目を演じてもらう必要ななくなるわけです。結果、「~であったら。。。」という呪縛から開放されるのです。 インナーチャイルドの癒しで、必ず最初に出てくるのが、傷の原因を親にむけることです。 でも、そこからは何も得られません。堂々巡りなだけです。もし、親がこうしてくれていたら。。。。 「もしも。。。」という言葉は、まったく意味をもちません。人は、過去には生きられない、「今」にしか生きられない生き物だからです。 インナーチャイルドを見ていくと、必ずといっていいほど、「親にこうして欲しかった。」という傷が出てきます。そのときに、その経験を癒すには、必ず親を受け入れる(自分を受け入れる)ことがキーになってきます。 もし、親がこうしてくれていたら、、、と思った瞬間があったら、それはインナーチャイルドの叫びかもしれません。 もっと深いところを見てみて下さい。どうして、自分は傷ついたのか。 自分は、どうして欲しかったのか。 そのひとつひとつの作業が、インナーチャイルドを癒すステップになるのです。 そして、一番大切なことは、自分のインナーチャイルドを癒せるのも、親や他人ではなく自分自身しかいないということです。自分が、そのインナーチャイルドの親になってあげるということです。もちろん、一人で向き合うことが大変なときは、人にサポートしてもらうことはとても大切なことだと思いますが。
かくいう自分も、2年くらい前にインナーチャイルドのケアをはじめましたが、1回2回のヒーリングでは、癒しきれないことは経験してよくわかっています。いまだに、気づいていなかったインナーチャイルドが顔を出すこともあります。 やっぱり、だれでも向き合うのは恐いですから。思い出すことによって、またそのつらい経験をしないといけないのですから、誰だってそんなこと思い出したくないわけです。 でも、そこに向き合っていくと、どんどん楽になっていきます。生きていることが、楽になるってなんて幸せなことなんだろうと思います。もともと人は、苦しむために生まれてきたのではなくて、楽しいことを経験して幸せになろうと思って生まれてくるわけですから。
一日一回、少しでも内観の時間を作って、自分の体と心が何か訴えていないか耳を傾けてみて下さい。体や心は、あなたに常になにか語りかけていますから。
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最終更新日
2008年07月09日 11時18分11秒
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