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カテゴリ:音楽
彫金教室は、もう夏休み でも、ほんとのお休みではありません
恒例の(?) 夏期講習がまた始まります 2週間、ずっと毎日彫金三昧♪ (日曜日はお休みですが)
販売用の作品ばかり作っていたので 展示会用の作品は、ほとんどない私・・・^^;
毎日、そのことを思うたび 全身から、冷たい汗が流れます
今週から、頑張らなくっちゃ
全部、仕切り直しで 気分変えてやっていきましょ♪
色々と、大変だった7月でしたが そんな最中にも、そうではない日もちゃ~んと与えられていまして
なんと、ずっと前からの願いだった 「ブランデンブルク」を生で聴く、というのが
叶ってしまいましたーーー
以前は、オペラシティの会員だったのですが 忙しくて、辞めたままになっていました
それでも、案内のメールはちょくちょく来ていまして いつもは見ないで消してしまうのに、なぜかその時はひらいていました
ら、 次の週、バッハのブランデンブルクの演奏をやると! それも、大好きな2番、チェンバロの活躍する5番が入っています!!
しかも演奏は、なんとあの「ラ・プティット・バンド」 古楽アンサンブルの最高峰 生で、クイケン様を見ることが出来るのです!
一昨年だったか、福岡の古楽祭で、クイケン様がブランデンブルクをやる というのを知ったとき、どんだけ行きたかったか
すぐにメールから、リンク先へ飛びましたが とっくに売り切れ・・・orz
会員だったら、早めにチケット取れて しかも、1割引きだったんですよね
諦めずに、すぐヤフオクを検索
あるかな~ あっても、高いかも~
と思って見てたら、ありました! 1枚だけ
正面2階席の、比較的前のほう しかも、値段は500円引き
落札希望価格は、正規の値段
もちろん、すぐにその値段を入れて落札しました (演奏会は、翌週に迫っていましたし)
そうしたら、出品者の方が忙しいらしく 3日目に、ようやく発送してくれて (それも、レターパック350を郵便局から・・・?)
ハラハラさせられましたが 無事、演奏会の2日前に届きました
ブランデンブルクの2番は、トランペットが主役 もともとは、苦手な楽器だったのですが この曲を聴いてから、とても好きになりました
で、知り合いに スタジオミュージシャンで、トランペット吹きさんがいるので
「ブランデンブルクの2番、聴きに行くことになりました~」
とメールしたら
「あれ、トランペットの難曲中の難曲ですよ 現代の楽器を使っても、超難曲ですから まともに吹ける人なんて、そういませんから」
という返事が返ってきました^^;
そうでしょうねぇ~ それを生で聴けるなんて、それだけでも感激です
色々と、仕事やら用はありましたが たとえ「地球が滅亡する」、と言われても行くつもりでした(笑) (むしろ、なおさら行きます)
<曲 目> ・ ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV1047 ・ ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051 ・ 三重協奏曲 イ短調 BWV1044 ・ ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050 ・ ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
オペラシティで、2階席は初めて 思っていたほど、ステージは遠くありません
でも欲を言えば、もうちょっと小さいところで聴きたいです でも、聴きたい人たくさんいるんですものね
前日から、ワクワクが止まらなくて・・・ いよいよ始まるかと思うと、気が遠くなりそうでした(笑)
しかも、一番生で聴きたかった、2番が最初
奏者が出てきたときは、思わず 「嬉しさのあまり手を叩く」 という感じになっていました^^;
トランペット奏者は、 ジャン=フランソワ・マドゥーフ 右端の普段着っぽい方です ↑ (なんで彼だけこの服装?)
彼は、右手にトランペットを持ち 左手は腰にあて、体は正面を向いて 顔は、舞台の右側を向いたまま、颯爽と吹き始めました
そう、あれ! 湯上りに牛乳飲むとき ああいう、感じですね
(あんなことして、吹けるものなんですね・・・@@;)
CDなどでは、ずいぶん聴きましたが 生であの演奏は、すごいです@@
ほんと、うまかったです よくあんな高音を出せて、あのスピードでトリルまで吹けるなぁ 人間業とは、とても思えない
いえ、決して正確な音程で完璧だったとは言いません でも、豊かな音色と、揺らぎとが何とも・・・ ちょっとの違いが気にならないほど、演奏が素晴らしかったのです
この、バロックの頃のトランペットには、穴があいてなかったとか マウスピースも、今とは違うそうです
ナチュラルトランペットは、 ピストンやロータリーが付けられる前のトランペットで 演奏方法は、今のトランペットよりも難しいのだそうです
全ての音程を、口の動きだけで表現するのだけれど 奏法の復興にも時間がかかったのだとか
この、マドゥーフ氏のコメントを取り上げたところがありました (なかなか興味深かったです)
フラウトトラベルソも、今のフルートの前身と言われますが どちらも、音色が豊かで響きが美しいんですよね フラウトトラベルソは、フルートよりもっと優しく表情豊かな感じ
バルトルド・クイケンの、フラウト・トラベルソの演奏も素晴らしかったです もちろん、リコーダーも♪
クイケンさんたちは、三兄弟です 一緒に、古楽やってるっていうのが凄いし、うらやましいです (お嬢さんもです)
お兄さんの、シギスヴァルト・クイケンは ヴァイオリンと、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラという チェロなのに、肩にかけて演奏する、という楽器をやっていました
これも昔の楽器で、ブランデンブルクの演奏にも使われていたのだそうです 遠い昔の演奏が、作曲者の意図に近い形で再現され 今も変わらず美しいというのは、すごいです
あの頃はCDとかありませんし、録音されてもいませんから 一度途絶えたものを、様々な文献や楽譜を辿り、発掘するのって ずいぶん大変だったろうなと思います
奏者のたゆまぬ努力と研究の上に、今日があるんですよね そして、まだまだ追求していく姿が素晴らしいです
5番は、チェンバロ奏者のバンジャマン・アラールが よどみなく、おしゃべりするような演奏で楽しかったです
なんだか簡単そうに弾いているのが、にくいところ 裏方に回ったかと思うと、表に躍り出てきたりと多彩な演奏で 他の曲でも、大活躍でした
三重協奏曲では、ジギスヴァルトの弦が切れ、演奏が中断したり (けっこう、すごい音がしていました)
寝ていた人が、あわてて起きたのでちょうど良かったかも あまりに響きが豊かで癒されるので、寝不足してると危険です
この演奏聴いてると、バッハって愉快で楽しいなぁ~と思います 世間から受けるイメージと、全然違いますネ
翌日は大阪で演奏だったようですが、これは2012年1月3日に 朝日放送(ABC-TV)「新春クラシック」にて、放映予定だそうです♪
リビングにある、引越しの荷物 本とCDがまだ残っています
CDは、そのほとんどがバロック音楽です で、だいたい国別で分けて並べます (バッハだけは、一面全部を使いますが)
イギリス、イタリア、フランス、ドイツ、その他って感じです でも、意外と作曲者の国、忘れてるんですよね
あぁ うちにも、のり2さんがいたらなぁ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.08 05:48:50
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